「ハラスメントの標的になりやすい人」の6つの特徴 身を守るための言い返し方
ハラサーに狙われているかも?
1つでも当てはまる人は、攻撃されやすいタイプです。 □素直な性格だと言われる □自分が悪いと考えがち □あまり反論しない □嫌われたくないという思いが強い □とっさに言葉が出てこない □言葉を飲み込むことが多い
めんどくさい相手の策略を暴く!
言葉の攻撃をかわすには、相手を知ることが必要です。ハラサーは、次に挙げるような心理テクニックを使って、あなたを支配下に置こうとします。身を守るために、相手の策略を理解しましょう。 ・ニラハラ 怖い視線や冷たい目つきで相手をにらみつけて委縮させる「にらみハラスメント」。一度でもニラハラをされると、にらまれたときの恐怖心を拭い去ることが、なかなかできません。関わるたびに、「また攻撃されるかも」という不安を抱えながら対峙することになります。 ・ダブルバインド 「わからないことがあれば、なんでも聞いてね」と言ったのに、いざ質問されると「少しは自分の頭で考えたら?」など、矛盾したことを言ってくるハラスメント。質問をしてもしなくても批判されるため、混乱したり罪悪感を覚えたりしてしまい、強いストレスを感じます。 ・メモリーハック 相手の記憶や認識を改ざんし、操作するテクニックです。あやふやになっている記憶に対して、「自分はたしかにそう言った」「本当にちゃんと覚えているのか」「メモはあるのか」などと、強気で押し通してきます。それにより記憶に自信が持てなくなり、ハラサーの都合のいいように事実をゆがめられてしまうのです。 ・ドナハラ 大きな声で相手を威嚇する「怒鳴りハラスメント」。相手にプレッシャーをかけることで何も言い返せないようにさせる、パワハラの一種です。とくに普段から声が小さい人は、このハラスメントを受けやすい傾向があります。 ・社会的集団圧力 「あなた以外のみんなが、私と同じAを選んでいる」などと、多数がハラサーに賛同しているように思い込ませることで、相手を孤立させます。実際には全員がAを選んでいなくても、言われた側が少数派であるように錯覚させられると、意見を主張しにくくなってしまいます。 ・ストローマン論法 議論中に相手の意見をわざとねじまげて不正確に表現し、それに基づいて反論する「言いがかり」的な手法です。たとえば「子供を道路で遊ばせると危ない」という意見に対して、「じゃあ、ずっと家に閉じ込めておけってこと!?」と反論するなど、誇張して表現するケースが多く見られます。 ・ネガティビティバイアス ポジティブな情報の中に、ネガティブな情報が一つでもあると、そちらに注意が向いて記憶に残ってしまうという心理現象のことです。それを悪用し、ネガティブな情報を相手へ意図的に伝えます。言われた側は、不安をあおられることで判断能力が鈍ってしまい、正常な考えができなくなるのです。