うちと同じ4人家族のご近所さんは「Uber Eats」を頻繁に利用しているようです。かなり高収入なのでしょうか?
お店の味を自宅で楽しめるUber Eats。便利ではあるものの、家計への影響を考慮して、利用する回数をおさえている人もいるかもしれません。そのようななかで、Uber Eatsのバイクがたびたび止まっている家があれば「どれくらいの収入があるのだろう」と考えることもあるでしょう。 そこで今回は、「Uber Eatsを頻繁に利用している4人家族」をモデルケースに、予想される収入の目安などについて解説します。 ▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
Uber Eatsの利用頻度が高い世帯が高収入と推測できる理由
Uber Eatsの利用頻度が高い世帯の収入は、平均よりも高いと推測できます。なぜなら、Uber Eatsのメニュー料金は店頭よりも高く設定される傾向があるためです。 例えば、あるファストフード店は、店頭では480円から提供しているハンバーガーを、Uber Eatsでは650円で販売しています。割合にして約35%の上乗せです。 これは、店がUber Eatsに払う手数料を補うための措置と考えられます。手数料は最大35%で、上乗せの金額もこれに対応していると推測できるでしょう。 以上を鑑みて、Uber Eatsを一般よりも多く利用していることは、この差額をカバーできる経済的余裕の裏付けとも解釈できます。 ■節約などで費用を捻出しているケースも考えられる Uber Eatsの利用回数と世帯の収入には一定の相関があると思われますが、必ずしも「利用回数が多い=高収入」とは限りません。 例えば、収入は平均以下でも、食費以外を節約して費用を捻出しているケースも想定されます。また、仕事が忙しく料理を作る時間がとれないなどの理由で、利用回数が一時的に増える場合もあるでしょう。
4人家族の平均的な収入と外食費はどれくらい?
総務省統計局の2023年の「家計調査/家計収支編 二人以上の世帯」によると、勤労者世帯のうち4人家族の「勤め先収入」の平均は、月62万3174円です。 一方、「食料」支出の平均は月8万9812円、そのうち「外食」費用から「学校給食」への支出を抜いた値で、出前、宅配、持ち帰りも含む「一般外食」は1万5955円となっています。すなわち、月収の約14%が食費に充てられ、そのなかの約18%が外食に使われている計算です。 収入が増加すれば、食費に使える金額も増え、料金が高い傾向にあるUber Eatsもより多く利用できます。したがって、「Uber Eatsを頻繁に利用している4人家族」の月収は、平均(62万3174円)以上と推測できるでしょう。 ただし、クーポンを利用したり、価格が低いメニューを選んだりすれば、費用をおさえることも可能です。方法次第では平均外食費を下回る可能性もあるでしょう。