「丸亀製麺」の野望と新戦略!北九州「資さん」が関東に進出!
「資さん」(福岡・北九州市)は北九州を中心に72店舗を展開し、売上高は152億円(2024年8月期)。1976年、大西章資さんが創業するが、後継者がいなかったこともあり、経営は投資ファンドへ。その後、事業拡大を託されたのが大井裕之さんだ。 「個人としても、人生でこれだけの(魅力ある)商品を持った業態に出会うことはないと思っている。日本全国に広めて、いろんな方に食べていただきたい」(大井さん)。 大井さんは、「すき家」などを展開する「ゼンショーグループ」で活躍した後、6年前「資さん」に入社。九州北部から店舗の拡大を始め、去年九州全県に出店完了し、大阪進出も果たした。そしていま、関東進出に向けて動き出していた。
7月。テストマーケティングするため、東京・神田で3日間限定の店舗をオープン。 九州の「資さんうどん」が関東に来る…当日は店の前に400人もの行列ができ、先頭の客は、なんと4時間も並んだという。 大井さんが意識するのは、業界の一強「丸亀製麺」で、気になるのは商品の価格帯。 今回は価格調査をするため、九州では890円で売られているセットを1200円で販売した。家賃や人件費などコストが高い関東進出には、こうしたテストが欠かせない。 価格を高く設定したものの、店は3日間で1200食を販売。客は「セットで1200円だったら全然(高くない)。こっちだったら」と話す。貴重な客の声を聞くことができ、「味に関しては好評で、少し安心した。受け入れていただけるかなと自信につながった」と大井さん。 それから約2カ月後の9月6日、ファミリーレストラン業界大手「すかいらーくホールディングス」が「資さん」を買収すると発表した。 「ガスト」「ジョナサン」「バーミヤン」など、約3000店舗を展開する「すかいらーくホールディングス」谷 真会長が、ガイアの単独インタビューで語った真意とは――。 ※「ガイアの夜明け」より
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