いまさら聞けないマイクロニードル美容 種類や効果を美容皮膚科医が解説
マイクロニードル施術のあとに当てる高周波で肌のリカバリーサポート
マイクロニードル施術が終わったら、「創傷治癒」の効率を高め、細胞の施術後のダウンタイムを軽減するために高周波という電磁波を当てます。皮膚の深部に熱を加えることができ、真皮層に存在するコラーゲンの生成を促進し、出血を抑えられることでダウンタイムを軽減できます。 また、高周波を当てることで、肌にハリやツヤを引き出しやすくなります。
市販のマイクロニードルコスメとの関係とは?
最近、市販のマイクロニードルコスメと呼ばれるジャンルのスキンケアコスメが増えてきました。これはマイクロニードル施術のメカニズムを応用したものです。 大別すると、次の4種類に分かれます。 ○インジェクション型/注入型 インジェクション型(注入型)は、ダーマペンのような注射器状のスティックの先についた無数のマイクロニードルを肌に押し当て、角層まで刺さったマイクロニードルから美容成分を注入します。 ○パッチ型 パッチ型とは、パッチ状のシートに、ヒアルロン酸などの成分を針状に固形化した突起が剣山のようにたくさんついているものです。顔に貼りつけて利用します。 ○塗る液状のスキンケア剤の中に、小さな針状に固形化して配合されているもの 美容液やクリーム、ファンデーションなどの液状のスキンケア剤の中に、小さな針状に固形化された美容成分が配合されているものです。 ○液状のスキンケア剤の中に小さな針状のパウダーを配合しているもの 化粧水や乳液などの液状のスキンケア剤の中に、小さな針状のパウダーとして美容成分が配合されているものです。 最もクリニックの施術に近いといえるのは、インジェクション型のコスメではないでしょうか。 クリニックの施術との違いは、真皮の上の角層のところまでニードルが到達する点にあります。美容手術と同程度の効果ではないものの、エイジングサインが気になるほうれい線や目尻のシワなどを日常的に集中ケアすると、効果が期待できるかもしれません。配合されている美容成分としてはヒアルロン酸やレチノール、セラメントなどの成分がおすすめです。