「40年ルール」見直しで再稼働する老朽原発――危険性はないのか?自治体の困惑と期待
政府がリプレースを選択肢とするならば、政治判断をする期限は迫っている。一方で、老朽原発を60年の運転期間を超えても動かし続けるという判断をするならば、「なぜ10年前に『40年ルール』を作ったのか」という検証も含めて国会での議論が必要だ。 どちらにせよ、長期的なエネルギー計画をもとに必要なエネルギーを確保し、危険性を最小にするための政策が求められているのではないだろうか。
ーーー 小川匡則(おがわ・まさのり) ジャーナリスト。1984年、東京都生まれ。講談社「週刊現代」記者。北海道大学農学部卒、同大学院農学院修了。政治、経済、社会問題などを中心に取材している。