没後2年 森崎和江さん追悼で大畑凛さんと渡邊英理さん29日に対談 ゆかりの詩人丸山豊さんドキュメンタリー上映も
◆福岡市の西南学院大でイベント
作家の森崎和江さんが死去して2年を迎えるのに合わせ、福岡市早良区の西南学院大西南コミュニティーセンターで29日、追悼イベント「森崎和江 終わりのない旅」が開かれる。 【写真】代表作「奈落の神々」の取材ノート(北九州市立文学館所蔵) 森崎さんは朝鮮半島に生まれ育ち、終戦後に福岡県に移住。「まっくら」「からゆきさん」などの著書で、女性坑夫や外国に身売りされた女性など、歴史に埋もれた人々の声をすくい上げ続けた。2022年6月、95歳で死去した。 イベントでは、森崎さんが構成を担当したドキュメンタリー番組「月白の道~戦場から帰った詩人」を上映。その後、今年「闘争のインターセクショナリティ-森崎和江と戦後思想史-」を刊行した大阪大特任研究員の大畑凛さんと、大阪大大学院教授の渡邊英理さんが対談する。続いて、昨年NHKで放送された「森崎和江 終わりのない旅」を上映し、吉崎健ディレクターと渡邊さんが対談する。 午後1時~5時。入場無料。主催、問い合わせは西南学院大法学部の田村元彦さん=mtamura@seinan-gu.ac.jp
西日本新聞