和田秀樹「9月9日は不吉なことが起こりやすいと言われる重陽の節句。邪気を払うには、カラフルなあの花をかざるべし」
「『日々、ためす、楽しむ』。これこそが、若々しさの秘訣です」そう語るのは、著者累計1000万部を超えるベストセラー作家であり、長年高齢者医療の現場に携わる精神科医・和田秀樹先生。そんな和田先生の著書『60歳からはわたしらしく若返る: 一生、元気に美しく年を重ねられる365のヒント』から一部引用・再編集し、「脳・心・体に自信を持ち続けるために取り入れたいこと」を、当連載にてご提案します。今回のテーマは「重陽の節句に菊の花を飾る」です。 【書影】専門医がすすめる、脳と心と体に効く暮らし方。和田秀樹『60歳からはわたしらしく若返る:一生、元気に美しく年を重ねられる365のヒント』 * * * * * * * ◆重陽の節句に菊の花を飾る 9月9日は重陽(ちょうよう)の節句です。 中国では奇数は「陽」で縁起がよいとされてきました。 中でももっとも大きな陽の数「9」が重なる9月9日は「重陽」、別名「菊の節句」として定められました。 陽が重なる縁起のよい日ですが、一方で、陽の力が強すぎて不吉なことが起こりやすいとも言われることから、菊の花で邪気を払い、無病息災を願う節句の風習が行われるようになったそうです。
◆菊祭りもチェックを 重陽の節句には、菊の花を飾ってみましょう。 菊は仏花のイメージが強いかもしれませんが、花屋さんをのぞいてみると、定番の菊だけでなく、ボールのような菊の花もあり、カラフルでかわいいものです。 自由にアレンジして飾ってみれば、部屋の雰囲気も明るくなり、気分も上がります。 ちなみに、秋に菊の花が咲くのは10~11月ごろ。 その時期には各地で菊祭りが開催されるので、チェックして訪れてみるのもいいでしょう。 ※本稿は、『60歳からはわたしらしく若返る:一生、元気に美しく年を重ねられる365のヒント』(日本文芸社)の一部を再編集したものです。
和田秀樹
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