小池都知事が記者会見9月18日(全文2完)コロナ対策とオリパラ開催で国と連携
増加傾向にあると見ているのか
フジテレビ:すいません、フジテレビです。2点お願いします。まず今日の感染者数、冒頭もありましたが220人ということですが、同じ金曜日の先週に比べるとぐっと増えています。きのうも、ぎりぎりのぎりという発言も猪口さんからありましたけれど、これはやはり増加傾向だというふうに知事として今ご覧になっているのかというのがまず1点目と、2点目は国がデジタル庁に向けて動きを加速させると言っていますが、東京都ももともとデジタル化に向けてさまざまな会議体で議論を進めてきていると思いますけれど、今後、国と都が連携してデジタル化を進めていくためにどういうことが大事なのか。また東京都庁の中でのデジタル化の進捗状況を教えてください。 小池:まず陽性者数でありますが、これは日々によって変化するのと曜日によっても違ってきております。前週と比べてどうと。だから日々のことと7日間移動平均全体、これらを見ながらいろいろ判断していくべきものかと思います。 一方で、常に陽性者のときと、そのあと、できるだけ私は重症者の数もお伝えするようにしております。これについては、きのうよりも1人減って26人というのが今日の最新の数字でありますけれども、やはり重症者をいかに減らしていくのか、そして何よりも死亡例を増やさないためにはどうしたらいいか。これは現場の医療従事者の方々のご努力によるものが多でありますけれども、やはりできるだけ検査を増やして、できるだけ早めに、例えば病院、入院していただくとか、宿泊療養に入っていただくとか、そういったことをできるだけ早いうちから対応していくというのが重症化を防ぐ意味でも、また治療のお薬というのはまだこれといったものはありませんが、できるだけ早いうちに対応をしたほうが効き目が早いというようなさまざまな臨床の数字もあろうかと思います。
こちらの数字こそ極めて重要
そういった意味で、やはり重症者の対策、死者、死亡例を出さないと、こちらの数字こそ極めて重要だといつも認識しながら、皆さんにもそのこともお伝えを、都民の皆さん、国民の皆さんにぜひお伝えをいただきたいというふうに思っております。検査数も増えてきています。検査数と曜日の関係で、急に3桁に減ったり、5000人、6000人というようなタイムラグが生じますけれども、それでもやはり検査数も増えておりますし、できるだけ早めに受けていただくように、そういう環境を整えながら重症者を出さないということに都としても、また現場の皆さんとも連携しながら進めていきたいと、このように考えております。 それから濃厚接触者の場合も、やはり早くそこにリーチをして、検査していただくことによって、例えば八丈も7人陽性者が出ましたが、そのあと100人以上濃厚接触者の対象にも検査を行って、そして必要な治癒については内地にご本人たちを移送して、そして医療的なケアを受けていただいたりしてまいりました。かなりこれまでの連携など、また知見が整ってきていますので、これらについても陽性者がこのように、私はやはりこれ、少しこのところ高止まりではないかと心配はしていますけれども、それ以上どうやって増やさないかということと重症者、死亡者、これをどう抑えるかという、この2点、これからも、今回コロナ対策での予算案を提出しておりますけれども、それらを有効に、迅速に生かしていくことが必要だというふうに考えております。 2つ目のご意見がデジタル関係でありました。今も申し上げましたように、デジタル引っ越し、今回都庁の、この新宿の中で、また新宿とベースにしながら各関係のところとのやりとり、また何よりも都民の皆さんがそのままオンラインなどでこの手続きができるということで、デジタルファースト条例ということで案を出させていただきました。最初すごく長ったらしい条例の正式名だったんですけれども、それじゃあよく分からないので、もう短く条例案、条例の名称そのものも非常にコンパクトに、デジタルファーストという言葉を使ったわけであります。 一方で、今、金融機関からいつの間にか引き出されているとか、セキュリティーの問題もありますけれども、やはりQoS、Quality of Service、都民に対してのサービスをどう良くしていくかということと、それから世界に比べてもう周回遅れであることは明らかであります。これは都としてこれまでもデジタル関係のことについては宮坂副知事をはじめ、5Gへの挑戦などを進めてきております。これをいち早く具現化していくということであります。