マッチングアプリ、あなたはどう思う? 餅田コシヒカリ「今は自分から動かないと出会えない時代」
「アプリは出会いの幅が広がる」自分で出会いを探す時代にぴったり
――餅田さんはどのようにマッチングアプリを使われていたんですか。 餅田コシヒカリ: ひと通りのマッチングアプリは登録したと思います。すごくハマってしまったので、アプリでしか彼氏を作っていませんね。彼氏ができたらアプリを辞めて、別れたら別のアプリに登録して、の繰り返しでした。 ――いろいろなマッチングアプリに登録してみて分かったことなどありますか。 餅田コシヒカリ: マッチングアプリそれぞれで特徴が違うので、出会いの目的に合わせて選べるんじゃないかなと思いましたね。カジュアルに出会えるアプリもあれば、真剣に結婚を考えている人ばかりが集まるアプリもあるし、40代以上向けや再婚を求めている方向けのアプリもあります。本当にいろんなアプリがいっぱいありますから、一度経験してみて、どのアプリが自分に合うのか試してみればいいんじゃないかなって思いますね。 ――実際にマッチングアプリを利用する中で、どのような点にメリットを感じていますか。 餅田コシヒカリ: 私はこういう少し大きい体型をしているので、自分から合コンに行って、出会いを探して、というのはちょっと自信が無いんです。 でも、マッチングアプリだと、私のような体型の人が好きな人に出会えますし、ちゃんと中身を見てくれる人に出会うこともできる。出会いの幅が広がるのがマッチングアプリの良さだと思いますね。 ――確かに、普通に生活していては気軽に出会うことができない方ともマッチングすることができますよね。 餅田コシヒカリ: 本当にその通りだな、と。私は性格上、仕事関係の人だと仕事の延長のままの自分でいてしまうんです。だからこそ、アプリで見ず知らずの人に出会いたかったというのもマッチングアプリにハマった理由の一つです。 出会いは待っていれば来るという時代は終わったなと思ってて、いまは自分で動かないと出会えない時代なんです。でも、私はずっと家にいたいタイプなので、正直面倒くさい(笑)。でも、マッチングアプリなら家にいながら、ただ右手を動かすだけで男性を見つけられる。その手軽さも大きなメリットです。 ――逆に、マッチングアプリのデメリットはどういったところでしょう。 餅田コシヒカリ: あえて言うなら、自分の中のハードルが高くなってしまうことでしょうか。マッチングアプリはたくさんの人と出会えるという良さがある一方で「この人よりこの人の方が良いかも」「いや、この前会った人の方が良いかもしれない」と思ってしまって、アプリから抜け出せなくなる人も少なくありません。だからこそ、ハードルは上げ過ぎないようにした方が良いですよね。 あと、たくさんのメッセージをもらえますが、多くの人とやりとりするのも結構疲れます。この10年ぐらいマッチングアプリをやってきて「はじめまして」「おいくつですか」「どこ住みですか」「何が好きですか」という同じやりとりを何度もしなきゃいけなかったのはしんどかったですね。アプリのやり過ぎで一度腱鞘(けんしょう)炎になったこともあるくらい(笑)。メッセージや会う約束をするのが面倒くさくなってアプリを辞めてしまう子も多いですね。 ――一方で、恋愛感情につけ込んで金銭をだまし取るロマンス詐欺など、さまざまな事件でマッチングアプリが使用されることが問題になっています。餅田さん自身はどういった点に注意していますか。 餅田コシヒカリ: 私は昼にデートするのが一番良いかなと思っています。夜だとお酒が入って、断るのが苦手な子だとズルズルとそのまま付いて行ってしまうこともありますよね。でも、昼のデートなら、周りに人も多いですし、時間を決めて帰りやすいはずです。 あと、気をつけないといけないのは、1回会っただけで「この人は運命の人かも」と浮足立ってしまうこと。最初のデートはちゃんと帰って、それでもまた会いたいと思うことが3回ぐらい続けば上手くいく。私はそう思っています。