マッチングアプリ、あなたはどう思う? 餅田コシヒカリ「今は自分から動かないと出会えない時代」
出会いのきっかけとして活用している人も少なくない「マッチングアプリ」。東京都は令和6年度内を目途に、婚活支援を目的としたマッチングアプリの本格稼働を目指すなど、地方自治体での活用も進みつつあります。お笑いコンビ「駆け抜けて軽トラ」の餅田コシヒカリさんは、10年近く前からマッチングアプリを利用し、現在もアプリで出会った恋人と付き合っているそうです。「危険性ばかりが気になる人もいると思うが、私のような当事者が発信していけば、理解が広まると思う」と語ります。マッチングアプリについて、あなたはどう思いますか? コメント欄であなたの意見や体験を教えてください。(聞き手:荻上チキ/TBSラジオ/Yahoo!ニュース Voice)
「昔はアプリを使ってると周りに言いづらかった」今は出会いの主流に
――餅田さんはマッチングアプリを利用していることもオープンにされていますが、アプリを使い始めたきっかけを教えてください。 餅田コシヒカリ: アプリを使い始めたのは2014年頃、私が20歳くらいの時です。ちょうど専門学校を卒業して、芸人になった時期でした。ただ、当時はバイトばかりしてたんですよね。バイトが終わって、深夜に家に帰ってきて、1人でカップ麺やコンビニ弁当を食べている時間がものすごく空しくて、寂しくて。ちょうど彼氏と別れたばかりだったし、話し相手がほしいなと思って始めました。 はじめはタイミングが合った人と電話したり、メッセージを送ったりするだけのアプリを使っていましたね。その後は大手のアプリに少しずつ移行していきました。 ――実際にアプリを使ってみていかがでしたか? 餅田コシヒカリ: 使い始めた頃は、ちょっと変な人が多いなって思っていました。「胸の谷間見せてよ」とかエロ目的の人も多かったですね。でも、ちゃんと人を選んでいけば、話が合う人やしっかりした考えの人にも出会えました。アプリを使って彼女を探しているという人もいましたよ。 ただ、周りの人に「今日アプリの人と会うんだ」と言うと、「やめときなよ」「危ないよ」って止められてしまう。個人情報を登録して利用する大手のマッチングアプリもすでにあったのですが、当時はあまり知られていなかったこともあって、出会い系サイトや掲示板などと同じように危険なものだと見られていました。そんなこともあって、その時はマッチングアプリを使っている、と周囲に言いづらかったですね。 今はアプリで出会いを求めること自体が結構主流になってきているので、周りの反応も否定的じゃなくなってきました。むしろ、前向きにアプリの利用を検討する人も増えてきていて、だいぶ抵抗が無くなってきたんだな、と感じています。