出産環境の変化、あなたはどう思う?安めぐみ「9年前は産後ケアという言葉も知らなかった」#令和の親
タレントの安めぐみさんは約半年前、42歳で第2子を出産しました。「ずっと子どもは1人でいいやと思っていたけど、長女がきょうだいを望んでいることを知って考えが変わった」と語る安さん。第1子を産んだ9年前と比べて変化した、令和の出産・育児環境について話を聞きました。Yahoo!ニュース Voiceでは、 “時代と共に変化する出産・育児の環境”について、あなたの体験を募集しています。本記事にコメントを投稿してみませんか?(聞き手:荻上チキ/TBSラジオ/Yahoo!ニュース Voice)
◆専門家が見る記事のポイント
第2子を考えているけれど年齢的な不安がある方や、2人目の育児に奮闘している方にとって、勇気を与えてくれるようなお話でした。安さんの「年齢を重ねたら重ねたなりのやり方がある」という言葉は、産婦人科医としても非常に頷けるものだと感じます。【産婦人科医・重見大介】
第2子出産から半年。長女は次女を「私の推し」とかわいがっている
――安さんは半年前、1月に第2子をご出産されました。第1子をご出産してからどのくらい経っての出産だったのですか。 安めぐみ: 長女を2015年3月に、次女を2024年1月に出産したので、約9年経っていました。経験はしているんだけれども、間隔が空いちゃったこともあって、覚えている部分と忘れちゃった部分があったような感じでしたね。 1人目の出産は33歳で、今回は42歳での出産でした。特に今回は高齢出産と言われる年齢での出産になったので、妊娠がわかったときは「やった!」とはしゃぐというよりも、夫と静かに喜ぶっていう感じが近かったです。いわゆる安定期と言われる時期を迎えても、ずっと気が抜けなくて。最後の最後、無事に赤ちゃんが生まれてくるまでは慎重に過ごしました。 ――妊娠がわかったとき、お子さんにはどのように伝えたのですか。 安めぐみ: 8歳の長女はうれしくて外で言ってしまうと思ったので、少なくとも安定期に入るまでは黙っておくつもりでした。でも、今の子って親のスマホを触るので、私のスマホの検索履歴を見ちゃったんですよね。それで、3カ月半ぐらいで何となく気がついたみたいで「ママ、私になんか言ってないことあるでしょ」と言い出してしまって。つわりでオエオエしていて、心配させていたのもあったので、「実は赤ちゃんが……」って話したら「そうだと思った!」って言われました。 ――第2子が生まれたことで、上のお子さんに変化はありましたか。 安めぐみ: 年が離れているので、よく言われる「赤ちゃんがえり」のようなことはないだろうと思っていたんです。とはいえ、約9年間、一身に両親の愛情を注がれていた子に急に下の子ができて、注目がそちらに行くっていうのを想像したら、寂しさはあるだろうなと思いました。だから、下の子ばかりに目が行かないように、気をつけて接してはいます。 例えば、もともと長女と一緒に寝ていたのですが、頻繁に次女の授乳があるので、そのたびに長女も起きちゃうようになったんです。なので、長女はパパと寝るようにして、私は次女といるように寝室を分けたことがありました。けれど、寂しくなっちゃって、私のところに戻ってきたんですよね。「じゃあ、いいよ。一緒に寝よう」って迎えてあげたんですが、やっぱり長女は授乳のたびに起きてしまって。そんな日が2日ぐらい続いたあと「私、これでは寝られない」って自分で納得して、パパのところへ戻っていきました。頭ごなしに「ダメだよ。パパと寝なよ」って言っていたら不満が残っていたと思うので、自由にさせてあげて、自分で考えられる状況を作ってあげるのは大事だと思いましたね。 そんなふうに過ごしていることもあってか、次女へのヤキモチ的な気持ちはないようです。すごくかわいがってくれていて、次女のことを「私の推し」って言っています(笑)。