朝倉海、失神負けUFC初陣を海外はどう報じた? いきなりの王座挑戦「残酷な洗礼」「王者に敵なし」
世界最高峰の総合格闘技イベント「UFC 310」
世界最高峰の総合格闘技「UFC」に参戦した朝倉海(JAPAN TOP TEAM)は7日(日本時間8日)、米ネバダ州ラスベガスで行われる「UFC310」で、アレッシャンドリ・パントージャ(ブラジル)とフライ級タイトルを懸けて激突。第2ラウンドでバックチョークを決められ、悔しい一本負けとなった。UFCデビュー戦で王座に挑んだ日本人ファイターを、海外メディアはどう見たのか。 【決着シーン】意識が飛んだか…敗戦に呆然、朝倉海が一本負けとなった実際の映像 元RIZINバンタム級王者の朝倉。大観衆の中、堂々と金網の中に足を踏み入れた。名前がコールされると右手を掲げて応え、UFCデビューのゴングを迎えた。開始直後に飛び膝蹴りを披露。しかし直後に強烈な左フックを浴びる。寝技をしのぐと、再び強烈な膝をボディに打ち込んだ。パントージャも真っ向から打ち合い、緊迫の第1ラウンドを終えた。 第2ラウンド早々に背後を取られた朝倉。寝技に持ち込まれ、耐える展開になる。しかしバックチョークで締められ、一瞬意識が飛んだかのような状態に。一本負けとなり、立ち上がって呆然。日本人初のUFC王座獲得はならず、悔しさに顔を歪ませた。 選ばれし者しか立てないUFCの舞台。いきなり王座をかけての戦いだった。英紙「インディペンデント」は「アレッシャンドリ・パントージャ、カイ・アサクラを容赦なくチョーク、UFC310でフライ級タイトルを防衛」とのタイトルで記事を掲載。「パントージャは第2ラウンドで日本人を冷酷にバックチョークで締めてタイトルを保持。アサクラにUFCの残酷な洗礼を浴びせた」とデビュー戦で王者が貫禄を見せつけた試合を伝えた。 米放送局「ESPN」は見出しで「パントージャに敵なし」などと伝え、「ESPNのパウンド・フォー・パウンド5位のパントージャは序盤、アサクラの猛烈な攻撃に立ち向かわなければならなかった」と、朝倉が攻め込んだ場面にも注目。「しかし、ラウンドが中間を迎えた頃だろうか、挑戦者を理解すると完全に(試合を)コントロールし、そこからは優位に進めていった」と、朝倉の動きに慣れてからは王者が試合の流れを掴んだと見ている。
THE ANSWER編集部