クローゼットのスペース泥棒!何年も着ていないのに処分できない<まだ着られる服>を手放すコツとは…梅雨直前の今こそ知っておきたい「衣替えテクニック」
着なくなった服が押し込まれたクローゼット、本がぎっしり詰まった本棚、使わないお皿だらけの食器棚……。モノで溢れた家にうんざり、という読者も多いのでは。一方、これまでに7000人以上の受講生へアドバイスをしてきた人気整理収納アドバイザー・阿部静子さんは「何があるかわからない時代だからこそ、人生の折り返し地点を過ぎたら片づけたもの勝ち」と断言します。その阿部さんが50代以上に向けて、お手軽片づけ術を伝授。今回のテーマは「まだ着られる服を手放す」ということ、です。 【写真】著者宅のクローゼット、現在の様子。かなりスッキリ! * * * * * * * ◆「まだ着られる服を手放す」ということ ゴールデンウィークも終わり、あっという間にまた衣替えの時期に…。 先月は、冬服と春服の入れ替えの際のコツを紹介しました。 入れ替えの時にポイントとなるのは、片付けと併せて「服を減らす」のを考えてみる、ということ。理由としては、服が減らせればその分、スペースが生まれるうえ、管理もグッとしやすくなるからです。 明らかに傷んだ服は気持ち的にも処分しやすいので、それはまっさきに減らせるかもしれませんね。一方できれいな状態の服は、「まだ着られるから」となかなか手放す決断ができない…。 そんなあなたのために、今回は「まだ着られる服を手放す」ということについて考えてみたいと思います。
◆出番のない服 まずは、ここ1、2年の間まったく出番のない服。 どんな服があって、なぜ着なかったのか原因を考えてみましょう。 丈がちょっと短め、長め、襟があきすぎる。しっくりこない、若すぎる、トップスとボトムスを合わせるのが難しい…。デザインが問題だった、着心地があまり良くなかったとか、原因は色々あると思います。 その意味で、デザインが問題で着なかったような服は、おそらく来シーズンも着ることはないでしょう。「流行は10年くらいでまわるから」と、大事にとっておく方もいますが、もし同じタイプのものが流行ったとしても、やっぱり素材や型は時代に合わせて調整されているはず。果たしてそれでも着るでしょうか? 好みが変わった、という理由も、おそらくこの先戻ることはなかなかないでしょうから、手放すべき服の候補にできそう。