「3人のTOKIOでこれから何する?」国分太一がTOKIO-BAで伝える森の循環
「あの船は『もりのふね まある』って名前なんですけど、後ろの木々が傾いてるから、森の中に前に進んでるように見えません? 『森の中で海を感じられたら面白いな』と思って、『まある』を作りました。 実は、森と海ってすごく関係が深いんですよね。山の土に含まれた栄養分が地下水や雨を通じて海へ流れ出ることで、海が豊かになる。山がないと海は育たないから、漁師さんたちは山に一番、感謝してるって聞いたことがあって。『まある』には、そんなストーリーも込めてます。 他にもいろんな伝えたいことがTOKIO-BAに込められてますが、まずは遊びに来て欲しいですね。森はすごく面白いし、気持ちいいので。今だって、西陽が木と木の隙間から差し込んでて、すごく最高な時間。時間によっても変わるから、もう全然飽きないですよね」
最後に「中にいて気持ちよく感じる森は、自然の循環のバランスがとれた『いい森』らしいですよ」と国分さんに伝えると、嬉しそうに「いい森認定、ありがとうございます!」と返してくれた。 第一次産業の中でも、「林業」は特に自分ごとになりづらいように思う。自由に入ることのできる森は減り、森の魅力を感じられる機会も少なくなっている。だからこそ、TOKIO-BAのように気軽に入り、手を動かすことのできる森はとても貴重だ。国分さんが先輩たちから教わった「大事なこと」の継承の輪は、このTOKIO-BAで確実に繋がりはじめていた。
取材 : 長谷川琢也 取材・執筆 : 友光だんご(Huuuu) 撮影 : 藤原慶