野生サル出没注意!動物園に侵入しサル舎をうろつき女性や子供を威嚇 「目を合わせない・歯を見せて笑わない」
サルの捕獲頭数は増加傾向
福井県のまとめでは、2023年度は前年度に比べて約70頭多い894頭の野生のサルを捕獲した。10年ほど前から緩やかな増加傾向にあることについて、県鳥獣害対策室の上野良一室長は「高齢化や人口減少などにより集落が過疎化し、使われていない畑も増えているため、サルが集落に下りてきやすい状況になっているのではないか」と分析する。 「サルは他の野生鳥獣と違って、一般的には十数頭から百頭くらいの規模で群れをなして広範囲を移動する。イノシシやシカの行動範囲は決まっているが、サルの場合は常時新たな餌場を求めて移動する」(上野室長)また、秋に限らず季節の野菜や果物が実る時期に出没しやすいという。 野生のサルのへ対策としては「住宅地にサルを引き寄せないことが重要なので、家の周りにサルの餌となるような食べ物や生ごみを置いておかないようにしてほしい」と呼び掛ける。
万が一、野生のサルと遭遇した場合はー
県鳥獣害対策室 上野良一室長: 決して近づかず、目線も合わせないようにしてほしい。目線を合わせるとサルは威嚇されたと認識してしまうので、サルを刺激したり興奮させたりしないことが重要。大声で威嚇したり、興味本位で驚かせたり、歯を見せて笑ってからかったりもしないようにしてほしい。 県は、今後も、住宅地でサルが出没する可能性があり注意を呼びかけている。
福井テレビ