空席目立つ…。Jリーグ収容率ランキング57位。J2最低の数字…。3万人超えスタジアムは埋まらず
2024シーズンの明治安田生命Jリーグは全日程を終えた。スタジアムの盛り上がりを知る上で観客動員数は重要な指標だが、収容可能人数に対してどのくらい埋まったかというのも大事だ。スタジアムを満員にしたのはどのクラブか。今回は、2024シーズンにおけるJ1からJ3までの各クラブのリーグ戦収容率を計算。スタジアムを熱気で満たしたクラブを、ランキング形式で順位ごとに紹介する。
57位:ロアッソ熊本 本拠地:えがお健康スタジアム(30,275人収容) 平均入場者数:6,177人 平均収容率:20.4% J2リーグに所属するロアッソ熊本の2024シーズン平均入場者数は6,177人となった。クラブの本拠地「えがお健康スタジアム」は収容可能人数が30,275人の大型スタジアムということも影響し、平均収容率という面では20.4%でJ2クラブの中で最低の数字となった。 最も収容率が高かった試合は、第34節の徳島ヴォルティス戦だった。この試合は熊本のクラブ創設20周年を記念したイベントが行われ、15,502人が来場。収容率も51.2%と上々の数字をマークした。 第13節の鹿児島ユナイテッドFC戦でも11,532人を動員し、38%の収容率を記録したが、1万人越えの試合はこの2試合のみ。大きなスタジアムがなかなか埋まらないシーズンとなった。 これには、シーズン中盤の低迷が大きく影響していると考えられる。第14節終了時点で降格圏内の18位に低迷し、ホーム戦19試合でわずか4勝とサポーターの期待を裏切る試合が続いた。最終的にリーグ12位まで順位を回復したものの、平均入場者数においては、天皇杯準決勝進出と躍進した2023シーズンに記録した6,278人から減少する結果となった。
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