お米は「ミネラルウォーター」で炊いたほうがおいしい? 味の違いや費用について解説
多くの人に主食とされるご飯を、少しでもおいしく炊きたいと思っている人は多いのではないでしょうか。お米がおいしく炊き上がるように、ミネラルウォーターを使用している人もいるかもしれません。お米をミネラルウォーターで炊く場合、水道水と比べてどのような違いがあるのでしょうか。また、その場合の費用についても解説します。
3合のお米を炊く際に必要な水の量
お米を炊く際にどのくらいの水が必要なのか知るために、農林水産省が推奨するお米の炊き方を見ていきましょう。 ボウルなどにお米と水を入れたら、軽く洗って最初の水はすぐに流します。その後お米を10回から20回ほどかき回して研ぎ、水を注いで流す行為を2回ほどくり返します。最後にもう1度水で軽く洗い、ザルなどに上げておいてください。ここまで4回水を注ぐ必要があります。3合のお米を炊く場合、1回あたり1リットル、計4リットルの水が必要だと仮定しましょう。 水加減は炊飯器の目盛りを目安にしますが、水は米の重量の1.2倍量が基本です。米3合なら180ミリリットル×3合×1.2=650ミリリットルが必要となります。お米を研ぐのに必要な水と合わせると、3合のお米を炊く際に必要な水の目安量は約4.65リットルです。
【ミネラルウォーターVS水道水】お米を炊く際の費用は?
ミネラルウォーターの料金は商品によって異なりますが、2リットル入りのペットボトル水を1本110円で購入したとします。1リットルあたりの費用は55円なので、4.65リットル分は255.75円です。毎日3合のご飯を1回炊く家庭では、1ヶ月(30日間)で7672.5円のミネラルウォーター代がかかることになります。 一方、水道水については東京水道局の公式ホームページを参考に1リットルあたりの単価を0.24円とします。計算すると4.65リットル分は1.116円です。1ヶ月(30日間)の水道代は33.48円となります。ミネラルウォーター使用時と水道水使用時の1ヶ月の費用差は7600円以上で、水道水を使用した方が圧倒的にお得です。 なお、これらはお米を研ぐ際の水を含んでいるので、純粋に炊くだけの水の量650ミリリットルで計算すると、ミネラルウォーター650ミリリットルは35.75円で1ヶ月(30日間)で1072.5円、水道水650ミリリットルは0.156円で1ヶ月(30日間)で4.68円となり、1ヶ月の費用差は1067.82円となります。