どうなる?井岡一翔の大晦日タトゥー問題…意図的ではなかったがJBCは週明けにも処分決定
現在、タトゥーや入れ墨をほとんど隠すことができて、試合中の汗や相手選手との接触でも、それほど薄くならないファンデーションがあり、井岡は、昨年の大晦日のジェイビエール・シントロン(プエルトリコ)との防衛戦では、きっちりと隠していて問題にはなっていなかった。だが、今回は使用したファンデーションの種類が違ったのか、量が少なかったのか、タトゥーを隠す措置は甘かった。 井岡のタトゥーが試合中に見えたことは決して意図的でなく、JBCがそれを黙認したわけでもない。だが、結果的にテレビ画面でもハッキリとタトゥーが確認できるほどにファンデーションが剥がれてしまったのだから、陣営の不手際、ルール違反を指摘されても仕方がない。 JBCでは、この日までに、この問題を討議して処分を下す方針を固めた。週明けにも規約に従い倫理委員会を開き処分内容を正式決定するという。 加えてJBCにも苦情のメールが殺到。JBCルールには、「入れ墨など観客に不快の念を与える風体の者」とあり、それらの反応から、一定数の不快の念を持った観客、テレビ視聴者がいたとの判断材料にもなったようだ。 処分は井岡及び陣営のマネージャーライセンス保持者に対して下されるが、JBCの制裁処分の種類は (1)厳重注意 (2)戒告(3) 制裁金(4) 没収 (5)ライセンスの停止 (6)ライセンスの取り消しの6段階となっている。 処分内容は、倫理委員会で最終決定されるが、井岡陣営が施していた措置も考慮してライセンスの停止などの厳罰処分にはならない模様。ただ意図的ではなかったとはいえ、「タトゥーが見えていた」という事実関係は動かせないため、井岡陣営から「抗弁したい」との要望がない限り本人からの事情は聞かず処分を下す方向だという。 TBS系列で午後6時から生中継された試合は、その内容が素晴らしかったこともあり視聴率が2桁を越えた。その影響もあって今回の問題の反響は大きい。 週刊誌の「デイリー新潮」が一報を報じたが、「ルールに従うのは当然」という意見が多く見られる一方で、「外国人がOKなのは矛盾していないか」、「タトゥーもアウトのルールは古いのでは」など様々な意見が飛び交っている。