ユーミンの目に思わず涙が……「写真展 能登 20240101」の会場で公開収録
月に1回、金曜日の夜に放送している『松任谷由実のオールナイトニッポンGOLD』。11月15日(金)は「写真展 能登 20240101 -316days later-」の会場・SusHi Tech Squareにて行われた公開収録の模様がオンエアされた。ゲストに写真家の佐藤健寿、MRO北陸放送パーソナリティの上坂典子を迎え、写真展への思いや、能登半島の現状を語り合った。
石川県観光ブランドプロデューサーをつとめるユーミンと、写真家の佐藤健寿が協力し、石川県と東京都が連携して実現した、能登の状況を広く発信し復興を応援するための写真展「写真展 能登 20240101 ‐316days later‐」。この写真展への思いを乗せたユーミンの朗読からスタート。 集まったリスナーの大きな拍手で迎え入れられたユーミンだが、久しぶりの公開収録になんだか緊張気味の様子。しかし「こうやってお顔が見えてリアルにお会いできると、“私がやってきたことは間違いじゃなかったんだ!”と思うことができます」と感慨深く語り、「今夜は一緒に楽しみましょう!」と呼びかけた。 最初のゲストは、この写真展に飾られている各被災地の写真を撮影した佐藤健寿。世界各地の“奇妙なもの”を対象にして博物学的・美学的視点から撮影するフォトグラファーで、写真集「奇界遺産」シリーズは異例のベストセラーとなっている。2人はラジオ番組での共演がきっかけに食事をしたりする仲になったそうで、ユーミンが「佐藤さんの写真の魅力は、すごく冷静だということ。私の創る歌も、聴き手・受け手に想起してもらえるように、どちらかというと温度が低い。たぶん佐藤さんも、シャッターを押される時は何も考えていないと思う」と自身と共通していると感じる部分を語ると、佐藤も「そうです。行動には熱意を持っているけれど、人に“こう見てほしい”という熱さはない。自分が興味深いと思えるかどうか」と撮影する際のこだわりを明かした。