ユーミンの目に思わず涙が……「写真展 能登 20240101」の会場で公開収録
再び佐藤と2人のトークとなり、改めて写真展への思いを。「ユーミンさんからきっかけを与えてもらって、こういう場所を初めて撮影しました。自分にとって実りのある、大きなことになりました。復興しているところを撮るのではなく、進んでいないというありのままの光景を、リアルタイムに近い形で、東京のど真ん中で開催させてもらうのは今までにない試みだと思います。それができて本当に良かった」と自身にとっても大きな出来事となったと語った。 ユーミンからの「この写真展で何を感じてほしい?」という質問には、「それは難しい。支援しましょうとかそういうことを言いたいわけではない」と答え、「支援が必要なのは大前提なのですが、見ていただいて、何かを感じてほしい。そして、何かを考えてほしいなと思います」と続けた。それが佐藤の“ミッション”であると考えたユーミンは、「最初に内灘へ行った時、たまたまお会いした方が私のことを知ってくれていたようで、“あ!”と言われたので2人で抱き合いました。私もその人のことを昔から知っているような感覚があって、その時に“私、石川県の人なんだ”と思った。そして、私にもできることがあると思えて、それがこういう形(写真展)になったのが、私のミッションだったんだって。私じゃないとできないことで貢献しなくちゃいけないなと思いました」と自分にもミッションがあり、佐藤と実現できたと喜んだ。
エンディングでは、ユーミンからもリスナーへメッセージを。「(写真展に)足を運んでほしいし、支援もしてほしいけれど、それを訴える写真展じゃなくて、見てそれぞれが思う人生、今までの生き方、友達のこと、世界のこと、なんでも心に浮かんだことがあなたの視点をちょっとでも変えると思う。みんながちょっとでも変わるとこの世界も変わるんじゃないかなと思っています。強いるものではないですが、是非見に来て、意識を変えてもらえたらと思います」と訴え、2時間にわたる公開収録を締めくくった。