稲本潤一の引退に宮本恒靖氏「日本の躍進に貢献してくれた」G大阪、日本代表でともにプレー
サッカー日本代表としてW杯3大会に出場し、関東1部の南葛SCに所属するMF稲本潤一(45)が4日、都内で会見し、現役引退を発表した。02年日韓W杯で歴史的な2ゴールを奪ったレジェンドは、晴れやかな表情で28年間の現役生活を振り返り、今後は指導者の道に進むことを明かした。 * * * 02年日韓W杯、06年ドイツW杯でともにプレーするなど、G大阪と日本代表でチームメートだった日本協会の宮本恒靖会長が4日、稲本の引退に際し、自身のインスタグラムで談話を発表した。 宮本会長は「選手生活おつかれさまでした。イナが19くらいのとき、ピッチで一緒にプレーしていて規格外のスケールの大きさを感じて、『早く海外に行け』と言った記憶があります」と当時を回想。「実際にヨーロッパでプレーして更に成長して、2002年のW杯ではベルギー戦で、そしてロシア戦でみんなの記憶に残るゴールを決めて日本の躍進に貢献してくれました。代表でもクラブでも一緒にプレーしたチームメートとして、そしてガンバ大阪アカデミーの先輩として嬉しく感じたことも記憶に新しいです」と振り返った。 稲本は会見で、今後は指導者としてのキャリアを進む意向を明かした。宮本会長は「イナみたいなスケールの大きな選手を育ててくれることを期待しています」と期待を寄せた。
報知新聞社