ネットショッピングで消費者を惑わせる「ダークパターン」。国内主要アプリ200個のうち、93.5%でダークパターンを使用
◆ダークパターンに惑わされないための心構え 一般社団法人ダークパターン対策協会の調査によると、消費者の意図しない購入や契約は国内で年間およそ1兆円に上ると推定されています。ダークパターンに惑わされないために、有効な対策を見ていきましょう。 ・購入の基準を設けておく ネットショッピングを利用する前に、自分なりの基準をあらかじめ決めておくことが重要です。自分は何を求めていて、どのくらいの金額を出せるのかを考えておきましょう。それに沿って、商品が本当に必要か、支払う金額が自分にとって妥当かを判断してください。衝動買いをしたり、「限定」などの言葉に惑わされたりしてはいけません。 ・購入前に注意深く確認する 購入・契約時には、提示される内容を流し読みせず、何度も確認する習慣をつけましょう。 価格設定の詳細や、注意事項、契約条件を嫌厭(けんえん)する人もいますが、しっかりと確認することが大切です。重要な情報を見落とさないように、急かされても焦らず冷静に把握することを心がけてください。 ・スクリーンショットで記録を残しておく 万が一トラブルになった場合に備え、決済画面や購入確認画面をスクリーンショットで保存しておくと安心です。自分が購入するきっかけとなった表示をスクリーンショットにしておくのもよいでしょう。 もしトラブルが発生した場合、これを証拠として販売企業や消費生活センターに提示することで、適切な対応を受けやすくなります。
「婦人公論.jp」編集部
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