学校の課題を解決するヒントに「教育書」厳選10冊 日常とは違った視点で課題を読み解く読書の力
発達特性に悩んだらはじめに読む本(著:西村佑美)
春の小学校入学に向けて、今ぐらいの時期から発達特性のある自分の子どもが学校でなじめるのか不安に思う保護者も多い。 自身の息子も発達特性を持つ、発達専門小児科医の西村佑美氏に聞いた「親が叱らずに済む『肯定的な注目』とは?発達特性がある子の入学準備のカギ」では、子どもの将来のために未就学児のときからできることや、入学に向けて取り組むべきことはあるのかについて西村氏に取材をした。 そんな西村氏が、一般の小児科での診察や発達専門外来で、のべ1万組以上の親子を診た臨床経験、特性のある子の子育ての実体験をもとにしてまとめたのが『最新の医学・心理学・発達支援にもとづいた子育て法 発達特性に悩んだらはじめに読む本』だ。 「うちの子って、もしかしたら発達障害?」「手のかかるわが子をキライになりそう」「普通の子のママがうらやましい…」などと考えたことはないだろうか。 本書では、「子育てや発達障害を専門とする小児科医としての医学の知識」「発達心理学や発達支援のエッセンスを取り入れたアドバイス」「発達特性をもつ長男を含む3人の子育て経験」を交えながら、子どもを伸ばすための子育て方法がまとめられている。
中学受験 親子で勝ちとる最高の合格(著:中曽根陽子)
中学受験が過熱している。首都圏では約5人に1人が中学受験を目指す状況になっているだけに、つらく苦しい“受験沼”に落ち込んでいる受験生と親も少なくないのではないだろうか。 これまで20年間にわたって200校以上の学校を取材し、2万人以上の受験生と親に接してきた教育ジャーナリストの中曽根陽子氏によると、中学受験が「子どもにとって大事なステップ=最高の経験」となるためには、親と子どもが共通で、受験に「軸」を持つことが大事だという。 明確な受験軸さえあれば、どんな結果でも受験は最高の経験になると。 『中学受験 親子で勝ちとる最高の合格』(青春出版社)では、中学受験を最高の経験にし、合格も勝ちとる「受験軸必勝法」をまとめている。 受験軸のつくり方をはじめ、最新の塾選び・学校選び情報に加え、塾や学校を分析したマトリクスなども掲載されている。