オリックスのドラフト6位新人・古田島成龍が開幕13試合連続無失点!気合十分の投球と『水戸黄門』の登場曲で人気上昇中【オリ熱コラム2024】
オリックスのドラフト6位ルーキー・古田島成龍が好調を維持している。開幕一軍入りを果たし、交流戦開始時点で13試合に登板して3ホールド、防御率は何と0.00をキープしている。 【PHOTO】球場を盛り上げたオリックス・バファローズ球団公式ダンス&ヴォーカルユニット 「BsGravity」を特集! 社会人出身とあって、1年目から即戦力として期待される立場ではあったが、それを差し引いてもマウンド度胸は相当なもの。本人が話していた「ストレートと縦の変化球のコンビネーションで三振を奪っていくスタイル」を一軍というステージでも存分に発揮している。 ランナーを背負っての登板が多いが、本人は「気持ちは多分強いって思ってもらってるんで、そこが自分の売りだと思っています。正直、球は他のピッチャーに比べたらあれなんで、もうどんどん向かっていくっていう気持ちで投げてます」と強気の姿勢をアピール。ベンチもそんな古田島の性格を把握した上でマウンドに送り出しているのだろう。 闘争心あふれるピッチングスタイルはチームメイトにも認知されているようで「結構、みんなに求められてる」と笑みを浮かべると「そうしてる感じ(気合いの入ったパフォーマンスのこと)はちょっと自分でも直接感じるんで。いろんな形があると思うんですけど、結局、チームを勝たせることができるピッチャーがいいピッチャーだと思ってるんで。負けてる場面でも勝ってる場面でも、そういう雰囲気を出していけたらなと思います」と、自身が気合い十分の姿勢を見せることで、チームにもファンにも「勝つ」雰囲気を作っていきたいと続けた。 また、ファンが気になっているであろう登場曲の『ああ人生に涙あり』(時代劇ドラマ『水戸黄門』の主題歌)を選んだ理由は「渋さを求めたかったから」だそう。 「歌詞もいいじゃないですか。自分の中ではしっくり来てます。今はちょっと恥ずかしいんですけど、チームの人たちも笑っちゃうって言ってたんで、リラックスできればいいんじゃないですか」 「人生楽ありゃ苦もあるさ」というおなじみのフレーズとともに、個性派ルーキーが始まったばかりのプロ野球人生を歩んでいく。 取材・文●どら増田 【著者プロフィール】 どらますだ/1973年生まれ。プロ野球では主にオリックスを取材し、週刊ベースボールの他、数々のウェブ媒体でも執筆している。書籍『ベースボールサミット 第9回 特集オリックス・バファローズ』(カンゼン)ではメインライターを務めた。プロレス、格闘技も取材しており、山本由伸と那須川天心の“神童”対談を実現させたことも。
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