Jリーグ通イタリア人が厳選! 2024年Jリーグベストイレブン【FW】「僕は大好きだ」「燃えるようなキャラクター」
最後のチャイムが鳴り、学校が終わる。1年間の努力、喜び、悲しみ、成功、そして挫折を経て、一年を振り返る。それは、長く激闘が繰り広げられたJリーグのシーズンの終わりにも同じことが言えるだろう。僕は2024年のJリーグでの「ベストイレブン」を選出し、自分なりの理想的なフォーメーションは4-4-2で組むことにした。(選出・文:アレックス・シルヴェストリ、翻訳:佐藤徳和) 【画像】2024年Jリーグベストイレブンのフォーメーションはこちら!
FW:鈴木優磨(すずき・ゆうま) 生年月日:1996年4月26日 所属クラブ:鹿島アントラーズ 2024リーグ戦成績:36試合15得点8アシスト まず言っておきたいのは、僕は鈴木優磨が大好きだということ。鈴木は長く鹿島アントラーズでプレーしていて、特別な思い入れがあるんだ。だけど、今回は感情で選んだのではなく、非常に優れたシーズンを冷静に評価した結果として選出したんだ。 リーグ戦15ゴールと8アシストという数字に加え、彼の圧倒的なパーソナリティー、絶対的なリーダーシップ、そして情熱的で燃えるようなキャラクターが際立った。ただ、この性格が時に災いし、必要のないカードをもらうことも多かったのも事実。特に、名古屋グランパス戦での報復行為による退場と、その後の出場停止がシーズン終盤の鹿島にとって大きな痛手となってしまった。 けれども、これが鈴木優磨という人間なんだ。彼のすべてを受け入れるか、それとも拒絶するか。この2024年の理想のチームに、僕は彼を喜んで加えるね。 選定:アレックス・シルヴェストリ トスカーナ州ペッシャの出身。『ピノッキオの冒険』の作者カルロ・コッローディが生を受けた村の近くで生まれ育ち、現在は同州のルッカに在住。Jリーグの黎明期から試合を観ている大の日本サッカー通で、サムライブルーとなでしこジャパンの試合も欠かさない。鹿島アントラーズとカマタマーレ讃岐、そしてユヴェントスのファン。好きな選手は鈴木優磨。キャプテン翼やSLAM DUNKなど、日本のアニメにも詳しい。好きな日本食はオニギリとタコヤキ。
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