初デート後に「時間をおいて連絡する」は間違い? 心理学者が教える正しい行動
安定性を保つ
■2. 安定性を保つ 安定性を保つことは、「デート後の関係管理」の基本だ。将来を期待できそうな相手との初デートの後は、あなたの関心が束の間のものではないことを相手に示すことが重要だ。コミュニケーションに安定性を保つ努力をすることは、感情的な反応と誠実さを示すものだ。これらは、人間関係において高く評価される2つの特徴でもある。 では、実際の安定性とはどのようなものだろうか? まずは、定期的に連絡を取り合うことだ。相手にひっきりなしにメールや電話を送る必要はないが、安定したレベルのコミュニケーションを維持することは、つながりを保つのに役立つ。 ヒンジのD.A.T.Eリポートでは、「デジタル・ボディーランゲージ(DBL)」を実践することの重要性についても触れている。これは、メールやメッセージでの返事を、遅らせたり、短かすぎたりするものにせず、タイミングよく、信頼できる、思慮深い反応を行うものだ。 こうした行動は、マッチングされた相手の関心度を示す重要な指標だ、と回答したユーザーは77%に上った。こうしたコミュニケーションは、相手の世界観や、あなたとの相性を知る機会にもなる。 2回目のデートの具体的なプランを立てることも、安定性を保つための重要な要素だ。「今度一緒に遊ぼう」といった漠然とした言葉ではなく、お互いの興味を考慮した上で、具体的で有意義なこと、楽しいことを計画する努力をしよう。例えば、相手が新しい食べ物に挑戦するのが好きだと言ったら、一緒に行ってみたい新しいレストランを提案する。あるいは、相手がアウトドア好きなら、公園での気軽なハイキングや散歩を計画するといったことだ。 行動や計画の安定性に加えて、感情的な安定性も同様に重要だ。これは、感情的に相手に寄り添っていることを意味し、関係が進行するにつれて、あなたの感情をオープンにしていくことを意味する。関心を持ったのなら、そう言おう。デート中に相手が話していたことが気になるなら、フォローアップして聞いてみよう。 デート後の関係管理は、礼儀正しさや、社会規範に従うことだけを意味しない。関係の初期に、強力な感情的基盤を作ることが重要だ。多くの人は、デートがうまくいったかどうかだけに注目し、その後のことの重要性を見落としている。 デート後の関係管理をきちんとすれば、2回目のデートが成功するだけでなく、お互いが大切にされ、認められ、もっと一緒に過ごしたいと思えるような関係を築く舞台を整えることになる。それは、自分が相手と築くかもしれない「未来」への投資となる。 だから、次に素晴らしい初デートを終えたときは、3日間ルールを捨て、あなたの本音を反映した行動を取ろう。そこから、本当に特別なことが始まるかもしれない(もちろん、自分がそうさせたい場合は、ということだが)。
Mark Travers