【ボートレース】スタート力を磨き準優突破の中野仁照「同じ3号艇歓迎」~福岡ルーキーシリーズ
◆ルーキーシリーズ第18戦(9日・ボートレース福岡・5日目) 中野仁照(23)=愛知(最終日12R優勝戦に出走) 勝負どころの準優で3コースから鮮やかなまくり一撃。会心のレースに「本当にうれしい」と笑顔がはじけた。 今節の初勝利は4カドまくり。3日目には2コースからもまくって出て3着と、豪快な走りが目を引く。「差しがうまくないんで。2コースでもチャンスがあれば(まくりを)狙っているし、基本は強気に攻めていきたい」と攻めの姿勢が根底にある。 今節はそれをかなえる条件もそろう。まずは機力の裏付け。好素性機を実戦向きに仕上げ、パワフルな動きを見せる。「水面も気になりません」とうねりの影響も感じさせない。 もう一つはS力。「届かない感じが地元の常滑と似ている。それでスタート勘も合っていますね」。準優もフルダッシュのトップタイミングが白星につながった。 前期は1点以上も勝率を上げてA1初昇格。「レース場でやることは変わらないけど、日頃からずっと練習してきた。その成果が表れたんだと思う」。言葉の重みに努力の量が垣間見える。「A1の人と話す機会が増えて、その強い人たちがすごく考えている。だから自分はもっと考えないと」。レースに向き合うそんな姿勢も成長の要因だろう。 「一緒に練習している仲間の中で登録番号が一番上になったので、後輩の見本になるレースをしないといけない」。強い自覚も背中を後押し。最後も攻めに徹して結果を出したい。
報知新聞社