「差が歴然…!」“アメリカ育ち”の子どもが日本の小学校に体験入学したら…衝撃を受けた「日本の小学生の姿」
アメリカでシングルマザーをしながら、子育てについて発信しているひろこです。 息子の夏休みの6週間、日本に一時帰国をしていました。 【漫画で読む】「え?下着を毎日洗わないの!?」 留学生との交流で気づいた“日本の常識”と“世界の常識” アメリカの夏休みは6月半ばから始まるので、帰国した当初はまだ日本の学校は夏休み前でした。 せっかくの6週間の滞在なので、息子を日本の小学校に通わせてみたいなと思い調べてみたところ、教育委員会によっては海外から一時帰国している子どもの体験入学を受け入れている公立の学校があることがわかりました。 実家近くの小学校に問い合わせたところ、「最大2週間までなら受け入れ可能ですよ」とのことだったので、通ってみる事にしました。 「きっと息子にとっていい経験になる!」という私のわくわくした気持ちとは裏腹に、息子は「誰も一緒に遊んでくれなかったらどうしよう......」ととても心配していました。 初めての場所に行ったり、会ったことのない人達の中に入っていくのは大人だって緊張しますし、「行ってみてもし本当に嫌だったら、行くのはやめてもいいんだよ」と息子に話して気持ちを落ち着かせて、登校することができました。
日本の子ども達は自立してる!
日本の小学校に通い始めて息子が驚いていたのは、小学生の子ども達がみんな自分で歩いて登下校をしていること。 アメリカでは学校の登下校は全て親が車で送迎をするのが一般的なので、同世代の子ども達が1人で外を歩いているところを息子は見たことがなかったんです。 日本の子ども達が、自分で歩いて学校に通っている姿を見て 「あの子達independent(自立)してる!」 と、とても驚いていました。 そして、日本にいる間、息子は1人で歩いている同世代の子どもとすれ違う時、少し私から離れて、あたかも自分も1人で歩いているような素振りをするようになりました。 アメリカは学校の登下校だけではなく、習い事やお友達の家に遊びに行くときでも全て親が車で送迎するのが普通です。そのため、親はよく自分のことを「子ども専用のタクシー運転手」だと言っているくらいです。 治安の問題で、子どもの安全のためにアメリカでは親の送迎が必要なことは仕方がないことなのですが、このことが子どもの意識に影響するのではないかなと感じることが一つあります。 それが、遅刻に関すること。 日本の場合、自分で歩いて学校に通っているので、遅刻するのは自分の責任。 でもアメリカの場合、学校に遅刻したとしても、それは親が送迎する時間が遅かったわけですから、子どもがそこに対して責任を感じることはあまりありません。 なので大人になっても時間にルーズな人が多かったり、良くも悪くも日本人ほど時間に厳しくなくなるのではないかなと思います。