小池都知事が定例会見1月14日(全文2)撃つ弾がない状況は避けていただきたい
現在はレベル1ということでよいのか
読売新聞:読売新聞の佐藤と申します。現在レベル1とされているレベル指標についてのお尋ねです。昨年からステージではなくレベルで感染状況などを示されるようになりましたけれども、都はレベルの指標の考え方として、レベル2については、3週間後の病床使用率が約20%に到達っていうふうに設定されていらっしゃいます。すでに病床使用率15%を超えていて、3週間を待たずに20%に到達しそうな勢いですけれども、それでも現在はレベル1という考えでよろしいでしょうか。 小池:今のレベルによるこの段階分けですけれども、おっしゃるように3週間後にという、そういう時間的な要件が書き込まれております。これが、11月25日だったと思いますけれども、まとめたもので、そこの時点ではまだオミクロンがこれほど燃え盛る状況にはなっていない。いや、むしろデルタの数字が落ち着いてきているというような状況において今のレベルによる仕分けをしたところです。レベル2も、また、都としてレベル2.5ということも言っておりますが、実際には3週間を待たずして、今、病床の占有率、使用率が高まろうとしているところです。そしてまた、重症率についても、これも都の数字で4という数字がありまして、早く治癒される、快癒されることを願っております。デルタと若干風景が違っていますので、そこも勘案しなければならないということで、専門家の皆さま方に今ご意見をあらためて伺っているところであります。ただ、重点措置についての考え方は、きのう申し上げたとおりであります。
検査体制充実の重要性をどう考えているのか
東京新聞:東京新聞の加藤です。再びコロナですが、PCR検査の無料検査について2点お伺いします。社会を止めないためには、感染に不安がある人が思い立ったときに検査を受けられる体制が大切だと思いますけれども、検査体制を充実させる重要性を知事はどのようにお考えでしょうか。一方で、都が180カ所以上で現在開設している無料検査場所の中には、混雑してすぐに受けられないケースもあるようです。その辺り、どう解消していくお考えでしょうか。 小池:検査でありますけれども、行政検査は濃厚接触など、まさに受けてくださいということをベースに行うもので、無料ということになっております。それでこの検査をもっと増やすべきという考えの下で無料検査を実施しております。今、都内で、192カ所で行っているところです。地域によってばらつきがありますので、ここをより多くの、チェーン店などにお願いする。チェーン店ですといろんな融通が利くと、お店同士でですね。チェーン同士の中でね。ということで、これを増やすように努めているところです。無料検査を受けられて自らの不安を取り除いていく、もしくは確認をするということは、やはりこのあとの社会を動かすところで重要なことだと思っておりますので、無料検査については円滑に検査を受けられるような体制を整えていきたいと考えています。 【書き起こし】小池都知事が定例会見1月14日 全文3に続く