【RISE】6連勝の麻火佑太郎がチャド・コリンズに挑む「誰よりも僕が僕自身に期待している」と番狂わせ宣言「今まで負けてきた日本人の選手とはスタイルが違う」
2024年9月8日(日)神奈川・横浜BUNTAI『RUF presents RISE WORLD SERIES 2024 YOKOHAMA』の記者会見が8月2日(金)都内にて行われ、追加対戦カードが発表された。 【写真】淡々と質問に答える麻火 Super Fight!のスーパーライト級(-65kg)3分3R延長1Rで、RISE世界スーパーライト級王者チャド・コリンズ(オーストラリア/Stikeforce)と同級4位・麻火佑太郎(PHOENX)が対戦する。 コリンズはタイ在住のオーストラリア人選手でこれまでにセクサン、パコーン、サックモンコンといったムエタイのスター選手を次々と撃破。2019年2月の初来日以来、不可思、海人、中野椋太、直樹、笠原弘希、ラーチャシン、チョ・ギョンジェに連勝し、2023年12月には初代王者ペットパノムルンを破ってRISE世界スーパーライト級王座を奪取するなど日本では負け無しだったが、2024年3月にGLORYのミゲール・トリンダーデに初回KO負けを喫した。6月に母国でルンキットをKOし、WMO世界タイトルを獲得。戦績は60勝(30KO)17敗2分。 麻火は元TENKAICHI Gライト級王者。K-1甲子園-60kgベスト4、KAMINARIMON×新空手最強決定戦-63kg優勝、全日本格斗打撃選手権大会優勝などの実績を持つ。KNOCK OUTとREBELSでキャリアを積み、2022年2月からはRISEを主戦場に。2024年4月には『ONE Friday Fights』に参戦し、セクサン・オー・クワンムアンに完勝する番狂わせを起こした。7月のRISEではフランクちゃんにKO勝ちして現在6連勝。相手の攻撃をマタドールのようにかわし、自分の攻撃を当てる独特のスタイルに開眼した。戦績は16勝(3KO)8敗。 コリンズはビデオメッセージで「9月にRISEに戻って来ることを発表できてとても嬉しいです。次戦は空手スタイルのサウスポー選手と戦うので、私の戦いをぜひ見に来てください」とコメント。 麻火は「コリンズ選手はRISEの世界王者で、RISEで戦える相手でこれ以上の選手はいない。僕の全てを懸けて必ず勝ちたい。誰よりも僕が僕自身に期待しているので、9月は最高の勝ち方をしてくれるんじゃないかなと客観的に見ても思っています。大番狂わせをして12月の世界トーナメントに挑みたい」と、番狂わせ宣言。 コリンズの印象を聞かれると「RISEの世界王者ですし、誰が見ても強い選手だと思うので、しかも日本人無敗だと思うのでそういった選手に日本人初の勝ち星を上げられることを自分自身楽しみにしています。あとは手足が長くて独特な角度からパンチや蹴りが来るのかなと思っていて、軽く当たっただけで倒れる選手も多いのでそこだけ注意します」と評する。 今回の試合は、7月の試合後に麻火が「チャド・コリンズかイ・ソンヒョンと戦いたい」とアピールしたことで実現した一戦だが、12月の-65kg世界トーナメント出場権の懸かった一戦となるとハードルはかなり高め。 なぜコリンズを指名したのかと聞かれた麻火は「実績のある選手以外と試合を組んでいただいて勝ったとしても、見ている方に納得していただけない部分があると思うので。ここで世界王者に勝てば間違いなく誰にも文句言われずにトーナメントに出られると思ったので、一番強い選手とやりたいというのがあります。ここでコリンズ選手を超えないとミゲール選手も超えられないし、GLORYのファイターも超えられないと思うので、9月に自分の実力を示してから12月に行きたい気持ちが強かったので指名させていただきました」と説明した。 コリンズよりも自分が優っていると思う部分は何かとの質問には「技のバリエーションは僕の方が多いと思っています。コリンズ選手の強味はフィジカルだったり、長い手足からの同じようなパターンで倒している試合が多いので、自分は適応力はコリンズ選手よりあると思います。今まで負けてきた日本人の選手とはスタイルが違うので、僕はそこに自信を持っていますし、だからこそ自分は勝てると思っています。全部の面で圧倒したいんですけれど、海外の選手ならではの身体の強さには勝てないと思っているので、そこじゃない部分でしっかり倒したいと思います」と分析した。
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