【新日本】タイチ 元相棒SANADAの身勝手な〝裏切りの理屈〟を一蹴「犬として生きていけばいい」
新日本プロレスのタイチ(44)が、「Just 5 Guys(J5G)」を脱退し「バレットクラブ・ウォー・ドッグス(WD)」に電撃加入したSANADA(36)への複雑な心境を明かした。2023年3月の加入から、わずか1年8か月でユニットを去った元相棒の身勝手な理屈に何を思うのか。〝裏切り者〟との決着の舞台は――。 【写真】SANADAから裏切りのデッドフォールを食らったタイチ タイチは4日大阪大会でIWGP・GLOBALヘビー級王者のデビッド・フィンレーに挑戦。SANADAの造反により敗北を喫し、失意のどん底に落とされた。 そのSANADAは「J5Gでやっていることに限界がきた」と決断の理由を説明。「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」からJ5G、今度はWDとユニットを移ったことで「最近の趣味が裏切ることかもしれない」とまでのたまった。 レスラー人生の大一番を〝趣味〟でぶち壊されては、タイチもたまったものではない。「相当な悪趣味だなって。自分がIWGP世界王座戦で連敗して沈んだ原因を、俺らのせいにしているようにしか聞こえないというか。良かった時は自分のおかげで、悪くなったら他人のせいみたいな」とSANADAの独りよがりな考えを一蹴する。 さらに「中心にいることのプレッシャーから逃げ出したのかなって。あそこまで自分勝手なヤツだと思わなかったというか、怒りを通り越して失望したよね」と吐き捨てた。SANADAの離脱によりユニット名は「Just 4 Guys」に逆戻り。上村優也も上腕三頭筋断裂で長期離脱中と苦境に陥っている。 タイチは「じゃあまたすぐに『5』に戻そうってつもりはなくて。優也が戻ってくるまでは3人で踏ん張っていこうっていうのは3人で決めたんだよね」と今後の方針を明かしつつ「もちろんすぐにでもSANADAとシングルで決着つけたいけど、優也がいない間に決着をつけちゃうのも…というのがあって、やっぱり彼が帰って来てからの方がいいのかなと」。 TAKAみちのくとのタカタイチ興行(12月14日、東京・新宿フェイス)ではSANADA&外道とのタッグ戦を要求しているが、シングルの決着戦は上村が復帰する来年以降を見据える。 「『(テレビ朝日)新日ちゃんぴおん!』に出た時、将来的に何になりたいか聞かれて『犬になりたい』って言ってたから、よく考えたら宣言通りだなって。犬になった方が楽だと気づいたんだから、犬として生きていけばいいんじゃないかと。どうせWDにも追い出されるだろうから、行くところがなくなったら坂上忍さんに飼ってもらえばいいよ」。突然の完全決別を迎えた両雄の抗争は、激化必至だ。
岡本佑介