<衆議院選>生活の党・小沢一郎代表の第一声【全文書き起こし】
第47回衆議院選挙(14日投開票)が2日に公示された。各党党首が各地で第一声を上げ、12日間にわたる選挙戦の火ぶたが切られた。 生活の党の小沢一郎代表は新潟県魚沼市のJA北魚沼で第一声を上げた。
■全文書き起こし
------------------------------- 小沢:皆さん、こんにちは。国民の生活が第一という政治理念を標榜いたしまして活動しております、生活の党の小沢一郎でございます。今日から総選挙始まりました。その総選挙の第一声、最初の地に大きな都会ではなく、皆さんのいるこの広瀬を選びました。なぜか。私は本当に日本人の心のふるさと、日本人の原点は地方に、農山村の中にある。そういう思いをずっと抱き続けながら、今日まで政治活動を続けてまいりました。今回の選挙戦ではその気持ちを同じくする長年の同士であります、森ゆうこくんを皆さまも彼女の活躍はご承知のことと思います。森ゆうこくんを皆さんの代表としてご推薦し、お願いを申し上げているところでございます。どうか皆さまの理解ある温かい、力強いご支援を賜りますよう、まずお願いを申し上げるものでございます。 さて、今回の選挙戦、安倍さんはアベノミクスの是非、イエスかノーかということを国民皆さんに問う選挙だと言っております。しかし、皆さんアベノミクスの実態っていうのはなんだか分かりますか。実は私もよく分かんない。ただ、アベノミクスと言われ、言葉だけがもてはやされましたけれども、その結果はどうでしょうか。株はなるほど上がりました。そして円は安くなった。株が上がったからといって、国民の大多数の人がうんともうかったわけではありません。一方で円が安くなってどうなりましたか。日本はほとんど食料も燃油もガソリンも何もかも輸入に頼っております。ですから、円が安くなるということは、外国から輸入する物が高くなるということであります。
さて、今回の選挙戦、安倍さんはアベノミクスの是非、イエスかノーかということを国民皆さんに問う選挙だと言っております。しかし、皆さんアベノミクスの実態っていうのはなんだか分かりますか。実は私もよく分かんない。ただ、アベノミクスと言われ、言葉だけがもてはやされましたけれども、その結果はどうでしょうか。株はなるほど上がりました。そして円は安くなった。株が上がったからといって、国民の大多数の人がうんともうかったわけではありません。一方で円が安くなってどうなりましたか。日本はほとんど食料も燃油もガソリンも何もかも輸入に頼っております。ですから、円が安くなるということは、外国から輸入する物が高くなるということであります。 ですから、まだまだ円が今日も明日もたぶん安くなるでしょう。そうしますと、物価が上がる一方。一部の企業が史上空前の利益、円安でもって史上空前の利益を上げていますけれども、一般国民に取りましては物価が上がって、そして、収入はどんどん減る一方。そういうことがアベノミクスの実態であります。なんにも国民にとりましてはいいことありません。私たちはそういう意味におきまして、この安倍政治を、今の政治をどうしても皆さんの力で変えなくてはならない。その思いでこの選挙戦に臨んでおります。