<衆議院選>生活の党・小沢一郎代表の第一声【全文書き起こし】
私は本当に今の政治のやり方を心配しております。私も実は岩手県、もっともっと北国の農村の生まれです。米を作っています。地元の農協の組合員でもあります。ここもちょうど農協の前だ。私は、例えば今も交渉行われていますがTPP、農協が反対だ、反対だってすごいでしょう。私もこれをこのまんまにしていると、結果として大変なことになるよと。もちろん農業だけではないんですけどね、本当はこのTPPっちゅうのは。保険の問題とかなんかいろんな問題含んでんですけれども、真っ先に農業の、は、やられますよ。農林漁業は一番、直接すぐ影響を受ける。だから、こんなことを本気になって考えなくちゃ駄目だ。 しかし皆さん、その当時は自民党もTPP反対だっつってたの。たぶん自民党の話聞いた人は覚えておられると思います。そのときは、選挙のときは反対だ、反対だっつってたの。ところがどうですか。選挙に勝って政権取ったらTPP交渉一生懸命になってやってるじゃないですか。今にアメリカに全部、言うとおりにさせられちゃいますよ。こんなね、国民にうそついちゃいけない。私はそういう意味で最近、岩手県の農業団体の人もなんとか、小沢先生、大変だ、大変だ、あんた頼りだから頼みます、なんて言ってくるの。何、今頃言ってんだと、最初から俺、言ってるじゃないかと。それなのにあんた方は自民党を支持した。その結果が今日じゃないか。
私はそう言いながらも、もちろんできるだけのことはするつもりでおりますけれども、現実に本当に国民の皆さんに本当のことを言って、そして皆さんの理解と力を貸していただかなければ政治はできない。私たちが国民の生活が第一、政治とは国民の生活を守ることだと。そう言っているのはそこにあるんです。今さっき言ったように、勝手に強いものが勝ちゃいいんだというんじゃ、もう政治家も政治も要りません。どうか皆さん、このことをぜひともお考えいただきたいと思います。 今の自民党政権は、かつての自民党とはもう違います。地域のこと、農村のことを本気に考えて政治をやっていません。私はそういう意味で皆さんがこれからの政治を皆さんの自身の暮らし、生活のことなんですから、政治関係ない、そういう人もいますけれども、そんなことはありません。結局は政治のやり方次第で国民の生活が左右されます。私はそのことで今日こうして心のふるさとである、この皆さんの地域に来まして、選挙戦の第一声を訴えているところであります。 どうか皆さん、本当にね、本当にね、お考えいただいて、選挙のときだけいいこと言って、あとは当選したら忘れちまう。これでは皆さんの気持ちは通用しません。消費税も延期するなんて言っているけども、この選挙で勝ったらどうなるか分からない。消費税法というのは、黙っていると10月に上がる法律、上がるようになってんですよ。放っとけば。だから、本当に延期するならば、法律を改正しなきゃならない。選挙前にちゃんとやれば良かったじゃないですか。そうでしょう。