じつは避けたほうがいいかも!?野菜のプロが教えるイチゴの「もったいない」食べ方4選
12月に入ると、クリスマス需要もありスーパーの店頭でよく見かけるようになるイチゴ。決して安いフルーツではないので、せっかく買った際にはできるかぎりおいしく食べたいですよね。 【画像】じつは避けたほうがいいかも!?野菜のプロが教えるイチゴの「もったいない」食べ方4選 しかし、ただ洗って食べるだけの単純なフルーツに思えるイチゴでも、野菜のプロが見ると「もったいない」食べ方をしてしまっている人が多いそう。今回は、野菜ソムリエ・食育インストラクター・気象予報士として活躍する植松愛実さんに、やってしまいがちなイチゴの「もったいない」食べ方4選と、おすすめの解決法を教えてもらいます。
1.「冷たいまま食べる」はもったいない!
フルーツのなかには、冷やすと甘さが増すものと、そうでないものがあります。たとえばブドウや梨は0℃くらいまで冷やすと甘さが増すので、冷蔵庫で冷たくして食べる人が多いですよね。 一方、イチゴは冷やしてもあまり甘さが変わらないうえに、冷たい状態だと甘さを感じにくくなってしまいます。これは、桃やバナナも同様です。そのためイチゴを食べるときは、食べる少し前に冷蔵庫から出しておいて、冷たすぎない状態で食べるのがおすすめです。
2.「洗ってしばらくしてから食べる」はもったいない!
イチゴは非常に傷みやすいフルーツです。手で持って移動するだけでも傷んでしまうことがありますし、食べるために洗うだけでも着実に傷んでいきます。 そのため、たとえば夕食後にイチゴを食べようとして、食事前にあらかじめイチゴを洗っておくのは避けたいところ。イチゴを洗う際は、できるかぎり食べる直前のタイミングで。少しでもよい状態でイチゴを食べましょう。
3.「先端から食べる」はもったいない!
大きめのイチゴを食べるとき、ひとくちで一気に食べられないと少しずつかじることになりますが、そんなときはどこからかじっているでしょうか。「そんなの覚えていないよ」という人もいるかもしれませんが、もしかしたら「もったいない」食べ方になっているかも。 というのも、イチゴは部分によって甘さが違います。先端の部分(とがった部分)が一番甘いので、先端を先に食べてほかの部分をあとで食べると、甘さを感じにくい順序になってしまうのです。逆に先端の部分を最後にすると、甘みを感じやすくなるのです。