【40代、50代・どうする?眼瞼下垂⑦/眼瞼下垂手術の体験レポート】後編~眼瞼下垂手術の意外な気づき。手術、術後の経過、回復を早めるポイントとは?
ダウンタイムを短くするポイントとは?
ガーゼを貼られているので、ホテルまでサングラスをかけて帰る。 手術の翌日に状態確認チェックがあるので、遠方から手術を受けに行く人は近隣に1泊するのが必須。外に出ず、ホテルの部屋にこもって冷やしていた。 手術の翌日。クリニックでガーゼを剝がしてもらい、先生の確認だ。「特に問題はないです。あとはもうとにかく冷やして、セルフケアを頑張って」とだけ指示された。 高田先生のクリニックでは、ダウンタイム(回復するまでの時間のこと)を短くするために、術後のセルフケアが重要視される。患者に渡される指示書を要約すると… 【ダウンタイムを短くするためのポイント】 ●腫れが引くまでの数日間はまぶたを冷やすこと ●2週間後の抜糸までは軟膏を塗り続けること ●数日間は可能な限り安静に ●数日はシャワーだけで入浴は禁止(血流をよくしない) ●抜糸まで洗顔や洗髪でまぶたを濡らさないこと ●1、2カ月はできる限りアイメイクはしないこと ●マツエクやパーマは3カ月間禁止 ●1カ月は禁酒(キビシ~!) ●1カ月は激しい運動も禁止(キビシ~!!) ●ともかく触ったりこすったりしないこと ざっとこんな感じ。 これらを守らないと炎症が治まらずに回復が遅れるだけでなく、腫れが長引いた結果、傷あとがよれたりして不自然な仕上がりに、なんていうトラブルにも…。
前夜、目を冷やすアイマスクのジェルがホテルの冷蔵庫でうまく冷えず、さらに新幹線で帰京したため、きちんと冷やすに至らなかった。 帰宅して鏡を見てみると、まぶたはじわじわ腫れてきていて、明らかに炎症と思える赤みが出てきているではないか!
これはマズい! と慌てて家にあったアイスノンベルトも動員し、まぶたを冷やし続けた。 が、まぶたを冷やすということは目を閉じることになる。要するに、まぶたを冷やしている間は何もできないのだ。 これは想定外。「あーもうこれは数日間、安静にしていなければならないのだな」と自覚した瞬間だった。 また、軟膏をまぶたの際に塗るということは自然に目の中にも入ってしまい、ぼやけてかすんでよく見えない。まぶたにのせているアイマスクやアイスノンなどに軟膏がくっついて汚れてしまうのも困る。この問題に関しては、手術経験者の友人から「軟膏を塗ったあと、台所用ラップを貼る」というアイデアを伝授してもらった。 そもそも傷を早く治すには、なるべく乾かさない「湿潤療法」がいいので、覚悟を決め、家にいる間中ずっとまぶたにラップを貼りつけていた(笑)。