【40代、50代・どうする?眼瞼下垂⑦/眼瞼下垂手術の体験レポート】後編~眼瞼下垂手術の意外な気づき。手術、術後の経過、回復を早めるポイントとは?
3日目。 いちばんひどく腫れていたのは、この頃だ。まぶたから頬のあたりまで、日によっては顔全体がむくんで腫れていた。傷はまったく目立たないのだけれど、腫れたまぶたでは外に出る気にもなれない。
【回復を早めるための筆者の工夫】 ●数日間は、寝ている間もアイスノンベルトや保冷剤で冷やす (冷たくなくなると夜中でも取り替えていた) ●家にいる間は軟膏の上からラップを貼り、その上から冷やす ●なるべく触らない、メイクしない ●洗髪はシャンプーハットをつけ、まぶたを濡らさない ●暖かくしすぎない(冬だったが、血流がよくなりすぎてはいけないと思ったので) ●高タンパク質&低糖質の食事(傷がある場合、これは基本!) ●腫れを見るとストレスになるので、あまり鏡を見ない
頑張ってケアした結果、1週間でほぼわからない程度に
冷やしている間は仕事にもならないので、1週間くらいは引きこもっていた。 8日目。 知人に会うと「知らない人が見たら全然わからない」という感想。それでも、まだその頃は二重の幅の間が腫れ、必然的に幅広い二重になり、血行がよくなるとさらに腫れたり、朝起きるとパンパンに腫れたりしていた。よく言えば二重の幅がすごーく広い時期で「これも悪くないじゃん」な時期だった。 その後、日に日に二重の間の腫れが引き、むしろ奥二重に近づいてきた。軟膏を塗り続けているせいで、目がぼやけてピントが合わない。遠くも近くも見えにくくて想像よりもちょっと大変な時期だった。
2週間後(正確には術後15日目)。 ようやく抜糸だ。 高田先生からは「きれいで問題ないです。視力は、軟膏を塗るのをやめたら戻りますからね」とのこと。確かに抜糸から数日して、視力がようやく戻ってきた。
1カ月後。 ようやくまぶたの赤みもなくなった。友人らが見ても「何もわからない」と言う。
そして1カ月後から毎月1回は、高田先生が提携している都内の皮膚科で、術後の状態をチェックしてもらった。
3カ月後。 まだ続いていたのは、朝起きると日によってまぶたがむくんでいること。先生からは「3カ月後でもまだ状態は変化している最中なので、最終的な完成は6カ月後だと思ってください」と聞いていたので、心配はしていなかった。 結局、術後半年は目元は何もメイクしなかった。もともと眉毛がしっかり生えているので、普段から眉も描かずマスカラくらいだったが、誰もそんなことに気づきはしない。 「え? もしかして私、アイメイクしなくても変わらないのね!」と、良くも悪くも悟ってしまった。 意外なことは、ビューラーもマスカラも使わなくてもまつ毛が上に向くようになったこと。手術によって生え際の角度が変わったと思われる。