【40代、50代・どうする?眼瞼下垂⑦/眼瞼下垂手術の体験レポート】後編~眼瞼下垂手術の意外な気づき。手術、術後の経過、回復を早めるポイントとは?
「最終的な完成は6カ月後」は本当だった!
4カ月後。 傷は完全にわからなくなり、二重の幅はほぼ元通りに近づいた。以前と同じように長時間PC作業をしていても、まぶたが重くなってこないことをようやく実感できた。 そして、あれだけ気になっていたおでこのシワが、やや気にならなくなっていた。そういえば涙目(ドライアイの症状)にもならなくなっている!
半年後。 現在、ちょうど6カ月が経過したところ。見た目が術前とほとんど変わらないため、「眼瞼下垂の手術をしたよ」と伝えても、誰も気にとめない。 よく知っている友人からは「前より二重の幅が狭くなった気がする」とは言われる。それもまた想定内。手術前に比べてまぶたが軽く、目が開けやすくなったので、それはよしとしなければ! 【術後の変化のまとめ】 ◎おでこや眉の力を借りずに目が開くようになった ◎長時間のPC作業でもまぶたが重くならなくなった ◎おでこのシワがやや減った(前髪を短くしたくなった) ◎まぶたの引きつれたシワや二重のヨレが緩和した ◎ドライアイの症状、涙目が起きなくなった ◎術前より二重の幅は狭くなったかもしれない ◎まつ毛が上向きになった(ビューラーなしでもOK!) 最後に、高田先生にライター蓮見の治療について解説していただこう。 「蓮見さんの場合は、総合的に代償期の眼瞼下垂症(前回参照)と診断しました。本人が望まれていたように保険診療で手術を行う場合、私は皮膚切除の量は一律3mm以下と決めています。皮膚の余剰を改善させる目的ではなく、術野(手術を行っている、目に見える部分のこと)の確保のために必要な皮膚切除を行っています。 彼女の手術はまったく問題なく、滞りなく終了。術後もご自分で管理をしっかりしていただけたので回復は順調でした。 人の体は、自らを自動的に調整して最適化する機能があります。術後の状態が落ち着き、眼瞼挙筋の機能が回復するにつれて、それまでサポートしていた前頭筋の作用が弱まっていきます。そのため、蓮見さんのようにおでこや眉間のシワが薄くなるというのは大きなメリットですね。 その反面、前頭筋が緩んだ結果、眉が下がったりまぶたの皮膚のたるみが増え、結果として二重の幅が狭くなってくる場合も…。半年経過した彼女のまぶたにもその変化が見られると思います。さらに目尻の皮膚のかぶりが強くなっていくようであれば、眉下切開も視野に入れられるといいと思いますよ」