煮込まないのに驚くほどおいしい!「町中華カレー」再現レシピを町中華ライターが解説
まずはフライパンで具材を炒めていきます
タマネギはくし切り、人参はいちょう切り、豚バラ肉は一口大に切ります。まずは豚バラ肉を炒め、野菜を炒めます。豚バラ肉の場合はとくに油はひかなくてもいいのですが、豚こまなどはサラダ油を入れて炒めたほうがいいでしょう。 町中華と家庭では、火力が違うのでなかなか味を再現できないという人がいます。それをある町中華の大将にぶつけてみたら、「大丈夫、長く炒めればいいだけのこと」とのことでした。 また、一般家庭では火力が強くないので、町中華のようにフライパンをあおったりしないほうがいいそうです。大将いわく「家庭では火力が強くないので、鍋を火から離さないほうがいい」とのこと。あおる代わりに調理用のヘラなどで天地をひっくり返しながら炒めるといいそうです。
最後に水溶き片栗粉でとろみをつけていきます
具材が炒められたら、水300ccを入れ、沸騰してきたら調味料をすべて入れて2分ほど中火で煮ていきます。そこへ水溶き片栗粉を入れます。 ふつう、水溶き片栗粉は片栗粉と水の割合は1対1ですが、ダマになるかもしれないので、片栗粉1に対して水は2にしましょう。水溶き片栗粉を入れてとろみがついたらできあがりです。とてもカンタンにできます。
まとめ:煮込まない町中華のカレー、ぜひつくってみて!
今回のレシピでは、できあがったカレーが餡かけのような食感になります。もしそうしたくない場合は、片栗粉やカレー粉は使わずに市販のカレールウでも大丈夫です。またけっこう辛いので、お子さん用には豆板醤を入れないほうがいいでしょう。 この町中華カレー、自分で言うのもなんですが、再現とは言えちょっとビックリするほどおいしいです。とても簡単にできるので、ぜひ試してみてください。カレーは煮込み料理という概念を覆すカレーライス体験になるはずです。ちなみにこれを市販のラーメンにかければカレーラーメンになります。 また、今回のレシピをきっかけに「もっと町中華のカレーが食べたい!」となったら、ぜひ北京亭に足を運んでみてください。今回ご紹介したのはあくまで家庭用にアレンジしたものですから、本物の味もぜひ味わっていただきたいのです。 ■監修・文/増田剛己 WEBや雑誌などで散歩関係の記事を書いているフリーライター。主な著書に『歩考力』(ナショナル出版)、『思考・発想にパソコンを使うな』(幻冬舎新書)などがある。 構成/サンキュ!編集部
サンキュ!編集部