煮込まないのに驚くほどおいしい!「町中華カレー」再現レシピを町中華ライターが解説
「町中華」という言葉もすっかり定着してきましたが、最近では町中華のカレーライスがおいしいと評判になっています。 【画像】煮込まないのに驚くほどおいしい!「町中華カレー」再現レシピを町中華ライターが解説 なぜ町中華のカレーはおいしいのか? 町中華ライターとして雑誌やWEB数多くの記事を執筆するほか、複数の著書もある増田剛己さんに教えてもらいました。
意外にシンプルだが納得の町中華カレーがおいしい理由
ひとくちに町中華のカレーといってもお店によってそのつくり方はさまざまです。しかし、共通しているポイントがひとつだけあります。 それは、ラーメンのスープを使っているということです。そのため、町中華以外の飲食店や市販のカレールウでつくる家庭のカレーとはひと味違ったカレーになるのです。 つまりラーメンのスープを使うことで、コクがあるのだけれど、しつこくないおいしさに仕上がるわけです。
実際の町中華のカレーライスを紹介しましょう
多くの町中華ではカレーライスを提供していますが、なかでも有名なのが、水道橋にある「北京亭」です。こちらのお店は、注文を受けてから調理を始めます。 つまり、つくりおきのカレーではないのですね。カウンター席に座れば調理の様子を見ることができますよ。 筆者が初めてこちらのカレーライスをいただいたのは2008年で、当時は裏メニュー扱いでした。しかし人気が出て、最近は正式にメニューへ掲載されるようになりました。 具材はシンプルで豚バラ肉と人参、タマネギです。中華鍋でいっきにつくっていきます。 そんなカレーライスのレシピを家庭用にアレンジしてみました。
自宅でつくるなら「鶏ガラスープの素」を使えばカンタン!
家庭で町中華のカレーライスをつくる場合、さすがにラーメンスープは用意できないので、鶏ガラスープの素を使います。これでも十分に味を近づけることができるので、安心してください。もうひとつのポイントは、オイスターソースと砂糖が入る点。これは必ず入れてください。 北京亭のカレーライスのとろみは、水溶き片栗粉になります。中華丼などをつくるときに餡になるとろみですね。 それでは材料を紹介しましょう。 ●材料(1~2人分) ・豚バラ肉 100g ・玉ねぎ 1/4個 ・人参 1/5本 ・水 300cc ・水溶き片栗粉 片栗粉大さじ2を水大さじ4で溶く ・調味料 カレー粉 大さじ1 鶏ガラスープの素 大さじ1 豆板醤 小さじ1 砂糖 大さじ1 醤油 小さじ2 カレー粉 大さじ1 オイスターソース 大さじ1