高齢化・老朽化団地の理事長決めは理不尽な押し付け合いと心理戦の連続! ベテランと新世代の対立も表面化【ポンコツ理事長奮闘記2】
和を乱すのはA君じゃなかった。そしてFさんとの振り返り
【ベテラン理事の謎ムーブ④】 2月の日暮れは早い。2023年度の理事長を務めることになった私が外へ出ると、暗闇の中から拍手が沸き起こりました。 月明りに照らされて、団地の敷地を戻る道すがら、Fさんが話し掛けてくれました。 Fさん「耳が遠くなってしまって、さっきの話、半分も聞こえなんだ」 私「え?! そんなにお悪いんですか?」 Fさん「教えてほしいんやけど、今日来てないC君は何になったんや?」 私「私が当たってた環境整備を譲りました」 Fさん「そうか……」 役決めの一部始終をFさんに伝えている間に、A君の姿を見失ってしまいました。今後の理事会運営、本当に彼は私を「支えてくれる」のでしょうか? その話はまた後日…… ■次回予告 通常は4月にスタートする新年度の理事会ですが、私たちの団地の場合、管理会社の都合で6月からとなっています。ところが初めての理事会が開かれる直前の5月下旬に断水発生! 「断水してるぞ!」怒号が飛び交うなか、水野の自宅の電話がジャンジャン鳴り始めました。未経験、非正規、単身世帯の女性理事長が断水を解消できるのでしょうか?……断水解消の顛末を次回語ります。
水野康子
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