年末年始で見直す!「我が家の子育てガイド」 夫婦間の「教育方針のすれ違い」を回避する4つの方法
目的を設定したら、それを達成するための指針を以下の3つの視点から具体化します。 ① 心(精神面) ・性格 子どもはどのような個性や特性を持っているか、それをどのように伸ばしていくか。 例)ゆっくりタイプの子なので、子どものペースに合わせて対応していき、無理がない程度に徐々にペースアップをしていく。 ・自己肯定感 子どもが短所も含め今の自分を大切に思えるようにするために親は何ができるか。 例)子どもとの雑談を増やし、子どもへ承認するような言葉を使っていく。
・社会性・道徳観 家庭内で大切にする価値観や社会的なルールは何か。 例)「頑張った過程」を褒める。結果よりも努力に注目する。おもちゃやお菓子など、限りのあるものは平等に分ける。 ② 身(生活面) ・生活習慣 例)早寝、早起き、朝ご飯。家族間で「おはよう」「おやすみなさい」「ありがとう」「ごめんなさい」を必ず伝える。 ・健康 例)体によい食事と規則的な食習慣を心がける。 睡眠時間確保は最も大切な要素にする。
・自律行動 例)スケジュールを見て、自分で行動できるようにする。 ③ 能力(スキル面) ・長所の発見と育成 子どもの得意なことを見つけ、それを伸ばす。 例)読書が好きな子なので、さらにたくさんの本を読めるための工夫をする。 ・思考力 論理的に考える力を日常で育む工夫。 例)日常生活に「なぜだろうね?」「どうすればいいと思う?」という問いを入れていく。 ・好奇心 新しいことに挑戦したいと思う環境作り。 例)家族旅行で、子どもが興味がありそうな場所も入れていく。子どもが興味を持ったものを深掘りできるようにサポートする。
■実際の家庭ルールや方針を明確にする (ステップ3)実際の方針を具体化する これらの指針に基づき、実際の家庭ルールや方針を明確にします。たとえば、次のような項目を設定します。 ① 教育方針 中学受験をどうするか、どのような学校や習い事を選ぶのか、家庭学習の位置付けはどうするのか。 ② デジタル機器 スマートフォンやゲーム機をいつから持たせるか。持っていたら使用時間をどう管理するか。 ③ 家族の時間 週末や平日のどれくらいを家族で過ごすか。