「ドローンの大群を一網打尽に!」新たなエネルギー兵器が開発される“1発あたりのコスパが異常”
1km先のドローンの大群を一挙に落とす!
イギリス国防省は2024年12月23日、対ドローン用高周波指向性エネルギー兵器(RFDEW)の試験が成功したと発表しました。 【動画】ドローンに向けて照射! 高周波指向性エネルギー兵器(RFDEW)が動く様子 RFDEWは、自爆ドローンの大量投入などを想定した防衛兵器です。最大1km離れた場所からドローン編隊をほぼ瞬時に検出し、追跡、無力化できます。ドローンに高周波を当てて内部の電子部品を無効化したり破壊したりして作動不良を起こさせ、撃退もしくは撃墜する仕組みです。 最大のメリットはドローン撃墜にかかるコストの低さです。1発あたりの推定エネルギーコストは、わずか10ペンス(約15円)くらいとのことで、現在ドローン撃墜に用いられている対空ミサイルや機関砲弾とは比べものにならないほど安い価格となります。 RFDEWは、イギリス国防装備庁(DE&S)と国防科学技術研究所、タレスUKが共同で開発。まだ実験段階ではありますが、陸海空問わずドローンへの新たな対応手段として、イギリス国内で注目されており、マリア・イーグル国防調達相は「今回の成功により、ゲームチャンジャ―の可能性のある、独自兵器の開発に一歩近付いた」とアピールしています。
乗りものニュース編集部