日本未導入の「都会派SUV」に熱視線

　レクサスの北米法人は2024年11月15日、新ラージSUV「TX」（2025年モデル）を発表しました。新モデル「Fスポーツ ハンドリング」追加などが実施されています。 　 　日本では販売されていない新TXについて、SNSなどには多くのユーザーが関心を寄せているようです。 【画像】超カッコイイ！ これがレクサスの「スポーティな3列シートモデル」です！（51枚）

レクサス「TX」2025年モデル

　TXは2023年6月に発表された3列シートラージSUVです。都会的なスタイリングを持つSUVで、大人でもゆったり乗れる室内空間や十分なラゲッジスペースを特徴としています。 　プラットフォームはTNGA GA-Kを採用し、高い走行性能を確保しました。北米向けに展開する3列シートSUV「グランドハイランダー」とは兄弟車にあたります。 　ボディサイズは全長5159-5169mm×全幅1989mm×全高1780mm、ホイールベースは2949mmです。 　エクステリアはレクサス共通の「ユニファイド・スピンドル」を採用。鋭い形状のヘッドライトや5つの薄いロアグリルで構成されるフロントフェイスが存在感を主張しています。 　ボディサイドやリアは直線基調とし、大きく張り出したフェンダーやボディ同色のロアスカート、一文字のテールランプなどが上質な印象を与えています。 　インテリアは直線基調でドライバー側に傾けたインパネを採用。セカンドシートは2人乗りキャプテンシート仕様（6人乗り）と6：4分割の3人乗りベンチシート仕様（7人乗り）を用意し、上級モデルではシートベンチレーションや2列目用センターコンソールを装備します。 　3列目も大人がしっかり座れる空間を確保しました。3列目用のドリンクホルダーや充電ポートなどを備え、ラゲッジスペースも機内持ち込みサイズのスーツケースを乗車定員の7名分収容できるスペースを確保しました。 　なお3列目を格納させると荷室容量は57.4立方フィート（1625リットル）、2・3列目の両方を折りたためば、最大97立方フィート（2746リットル）もの広大なスペースへと展開できます。 　先進機能では、歩行者検知機能付きプリクラッシュセーフティシステムや全車速レーダークルーズコントロール、車線維持支援機能、運転状況の先読みアシストを行うプロアクティブドライビングアシストなどの最新の「レクサスセーフティシステム＋3.0」を標準装備。このほか、渋滞アシストやアドバンストパークなども設定しています。 　パワートレインは2.4リッターガソリンターボエンジンの「TX350」、同エンジンと高出力モーターを組み合わせる四輪駆動ハイブリッドモデル「TX500h」、3.5リッターV型6気筒エンジンを採用したPHEVモデル「TX550h＋」を設定。駆動方式はTX350がFFと4WD、その他は4WDのみの設定です。 　ラインナップはTX350にはベースグレードのほか「プレミアム」と最上級モデル「ラグジュアリー」、TX500hには「Fスポーツパフォーマンスプレミアム」と「Fスポーツパフォーマンスラグジュアリー」、TX550h＋は「ラグジュアリー」のみが設定されています。 　そして今回発表された2025年モデルでは、TX350の4WDモデルにFスポーツ ハンドリングが追加されました。 　エクステリアはエアロタイプの専用バンパーやブラックルーフレールとドアミラー、ダーククロームメッキのウインドウモール、22インチの専用マットブラックホイールを装着し、精悍なエクステリアとしました。 　インテリアもF SPORTのエンボス加工を施したシートやアルミペダルおよびスカッフプレートを装着し、スポーティな装いとしています。 　足回りにはアダプティブバリアブルサスペンション（AVS）を装着しました。4輪のショックアブソーバーの減衰力を路面状況に応じて瞬時に変更し、快適な乗り心地とハンドリング性能の向上を図っています。 　このほかの装備では、パーキングアシストやパノラマガラスルーフ、3列目シートの電動折りたたみ機能、ベンチレーテッドフロントシートを標準装備しました。 　新TX 2025年モデルの価格は5万6490ドル（約872万円）から7万8560ドル（約1212万円）に設定され、TX350 Fスポーツ ハンドリングは6万5760ドル（約1015万円）となっています。 ※　※　※ 　新TXについて、SNSなどではさまざまなコメントが投稿されています。 「外装、イカツかっこいい！！」「Fスポーツカッコイイな」など、エクステリアデザインについて評価する声が多くみられます。 　また、「モデルチェンジでRXの３列モデルなくなったし、日本でも800万円位で売れば、結構売れるんじゃない？」「TXもだけど、ハイランダーもしくはグランドハイランダーを国内販売して欲しい」「グランドハイランダーでもいいから日本に入れて欲しかった」と、3列シートSUVの選択肢として日本投入を求める人もいるようです。 　一方で「幅1990mm…ランクルよりデカい。」と、車幅の大きさについて懸念する意見もありました。