城氏。ロシアW杯アジア2次予選は99.9%勝てる!
2018年ロシアワールドカップへ向けてのアジア二次予選の組み合わせ抽選会が14日、マレーシアのクアラルンプールで行われ、5か国ずつ8つの組に分けられた抽選で、日本(FIFAランキング50位)は、シリア(同126位)、アフガニスタン(135位)、シンガポール(162位)、カンボジア(179位)とのE組に入った。 過去の対戦成績は、シリアと7勝1分0敗、アフガニスタンと1勝0敗、シンガポールと20勝1分3敗、カンボジアに2勝0敗で、シンガポールには3敗しているが、1978年以前の敗戦で脅威に感じるデータではない。シリア、アフガニスタンという政情が不安な紛争地域でのアウェー戦が心配されるが、環境が整わない場合、中立国での開催に変更される方向だ。 元日本代表の城彰二さんは、今回の抽選結果を見て、「ラッキーないい組に入った。第2ポットのグループで言えば、オマーン、バーレーンあたりと同じ組になると嫌だと考えていたが、この組み合わせならば問題はない。シリア、アフガニスタンの2チームが注意すべき相手だが、99.9%と言っていいほど問題なく最終予選への進出を果たせると思う。韓国が入ったG組でなくてよかったのではないか」という感想を述べた。 G組は、韓国、クウェート、レバノン、ミャンマー、ラオスの組み合わせで、確かにクウェート、レバノンの2か国との同居は、死のグループ。それに比べて日本の入ったE組は、シリアに注意を払う必要があるくらいで、アフガニスタンもまだまだ発展途上のチーム。天国のグループと言えるだろう。 「シリアとは、ザッケローニ監督時代にアジア杯で対戦して川島が一発レッドを受けるなどして苦戦したが、中東の笛とも言えるジャッジングが影響したもの。日本との力の差はあると思う。今回、シリアやアフガンはアウェーで試合が行われるかどうかわからないそうだが、中東の笛に左右されないくらいにチームの完成度を高めて欲しい。また格下のチームは徹底して守ってくるだろうが、そういうチームをどう崩すかも、この新しいチームのテーマだったのでちょうどいい。1点を取れば、あっさりと崩れるはず」