下半身を鍛えるトレーニング。糖尿病予防のため70代男性が本気で挑む
下半身を鍛えるトレーニング。糖尿病予防のため70代男性が本気で挑む
Medical DOCでは、社員の健康度合いを上げるため、都内のパーソナルジム「T-Fitness」とコラボ企画を始めました。今回の記事は「糖尿病にならない健康な体をつくりたい 」という岡田さん(74歳)の密着第3弾として、中間報告のインタビューと現在のトレーニング内容、そして管理栄養士の河原さんによる食事指導の内容を中心にお伝えします。
chapter01 中間報告インタビュー
編集部: 今回は中間報告です。まずは、前回の密着記事から変化したことを教えてください。 岡田さん: 胸に筋肉がついて大きくなりガッシリとした体型になりましたが、普段の姿勢が良くなっていないのは気になっています。息子も同じように感じているようで、上半身が大きくなったことは褒められたのですが、姿勢については「老人が歩いている」とちょっとグサっとくるようなことを言われました。それから太ももがしっかりしてきて歩くスピードが速くなり、転ぶ回数もかなり減っています。オフィスで階段を上り降りするのですが、以前は大袈裟ではなく毎日どこかで躓いていたのが、最近そういったことがなくなりました。 編集部: 最近できるようになったと感じることはありますか? 岡田さん: 仕事へのやる気が出てきました。一見トレーニングと関係なさそうですが、パワフルに動けるようになったことで思考が前向きになったのかと思います。部下にも前向きな指示・指導ができるようになり、職場全体の雰囲気も変わってきました。すごいですよね。 かかりつけ医にも「ずいぶん元気が出てきた」と言われました。 編集部: 最近トレーニングで注力していることはありますか? 岡田さん: 体力的にも少し余裕が出てきたので、自宅でもトレーニングができるようになりたいと考えています。 編集部: 目標の「糖尿病にならない健康な体をつくりたい 」に順調に近づいているか、現時点での自己採点をお願いします。 岡田さん: 70点くらいですね。足りない部分はいくつかありますが、姿勢を良くしたいのが一番です。 トレーナーの笹森さんにもお話をうかがいました。 編集部: プロジェクト開始時と比べて、どんな部分に岡田さんの変化を感じますか? 笹森さん: 岡田さんは「糖尿病にならない健康な体をつくりたい 」という目標でしたので、とくに下半身の強化を意識しています。スクワットなどは、最初は踏ん張りがきかずにフラついていたのですが、最近はトレーニングの成果が現れて正しいフォームで行えています。 編集部: 食事面ではどうですか? 笹森さん: 奥様が細かく管理してくれているようで、たまに食事内容を聞くと、とても良い食生活をされています。食事に関しては安心していますね。 編集部: 岡田さんのトレーニングで最近注力していることはありますか? 笹森さん: 下半身ですね。転倒防止や階段昇降の安定、そしてスキーに行きたいという目標があるので、片脚スクワットなど股関節の前後の動きを重視したトレーニングを取り入れています。筋力が上がると糖尿病の予防にもつながります。 編集部: 岡田さんの目標は達成できそうですか?トレーナー目線で採点をお願いします! 笹森さん: 運動習慣を続ければ糖尿病は予防できると思います。EBHSの最終結果はまだ測定していませんが、かなり伸びているのではないでしょうか。点数は80点くらいですね。さらに下半身は鍛えていただきたいので、20点分の伸びしろを作りました。