下半身を鍛えるトレーニング。糖尿病予防のため70代男性が本気で挑む
chapter02 トレーニング~運動編~
次に岡田さんのトレーニングに密着しました。 トレーナーの笹森さんに、それぞれのトレーニングの目的や効果も解説していただきます。 ①スクワット (10回) 笹森さん: 下半身の強化です。最初はバランスを崩しがちでしたが、今はほぼ完璧にできています。 ②ランジ(左右10回ずつを2セット) 笹森さん: お尻の筋肉を鍛えることで歩行時や階段昇降時にバランスを崩しにくくなります。この状態で骨盤をしっかり保つことができれば、姿勢も変わってくると思います。 ③ワイドスクワット(9kg×15回) 笹森さん: ①でおこなった通常のスクワットから、さらに股関節を大きく使ったトレーニングです。とくに内転筋が鍛えられるのでスキーを行う時も安定すると思います。 ④ラットプルダウン(12kg×15回) 笹森さん: 広背筋を鍛えるトレーニングです。姿勢を整える目的と加齢に伴い小さくなりがちな肩関節の可動域を広げる目的もあります。 ⑤ワールドグレイテストストレッチ(左右10回ずつ) 笹森さん: 全身のストレッチですが、バランスの安定や下半身の強化、インナーマッスルの強化にも非常に良いトレーニングです。こちらも続けていくと姿勢がよくなると思います。 トレーニングを終えた岡田さんに感想を聞いてみましょう。 編集部: 今日のトレーニングはどうでしたか? 岡田さん: トレーニング中はキツいですが、終わってみると疲れはそこまで感じていません。とくに最後のストレッチは苦手なのですが家でもやってみようと思います。 編集部: 今後の目標を教えてください。 岡田さん: これからも頑張ります。とくにストレッチは翌日の疲れが軽減する感じがあるので継続していきたいです。 笹森さんからも一言いただきました。 笹森さん: かなり上手になってきていますが、負荷量や回数は増やさずに一回一回をきちんとやるように意識してもらっています。本来動かせる関節可動域のすべてを動かせるようになってほしいですね。岡田さんのトレーニングは、ほとんどがマシンを使わず自宅でもできるものなので、少しずつ自宅でも取り入れてみてほしいです。あとは、本人からお話もありましたが、姿勢も意識していきます!