菅首相が会見 臨時国会が事実上閉幕へ(全文2)環境投資に2兆円基金創設
学術会議は政府から独立した組織にすべきか
司会:それでは幹事社の方、もう1社どうぞ。毎日さん、お願いします。 毎日新聞:毎日新聞の【オイタ 00:22:18】と申します、よろしくお願いします。総理の説明責任に関連してお伺いしたいと思います。日本学術会議の会員6名を任命されなかった問題を巡って、今国会でも説明不足を指摘する声が相次いでいました。会員任命後、国内で総理が記者会見されるのは今日が初めてとなりますので、6人を任命しなかった理由と今後の対応、また、6人の方は具体的にどのような活動が認められれば、将来的に任命される可能性があるのかご説明いただけますでしょうか。 また、学術会議の在り方の見直しについて、政府から独立した組織にすべきとお考えでしょうか。いつまでに結論を出し、いつから適用するお考えかお聞かせください。また、その説明責任の関連で、説明不足を指摘する声は「桜を見る会」の前夜祭で安倍前総理側が費用負担していた問題に対しても強まっています。 検察は前総理を聴取する方針で、安倍前総理も今日、聴取があれば応じる考えをお示しになりましたが、当時の官房長官として前総理本人を含めて、事実関係を確認した上で国民にご説明するお考えはありますでしょうか。総理は過去の国会答弁については、当然をした責任は私にあり、事実が違った場合は対応すると今国会で答弁されました。誰の、どういった判断を基に事実と異なるかどうかをご確認されて、具体的にどのような対応を取るお考えでしょうか。ご説明ください。
任命権者として適切な判断を行った
菅:まず私の会見の話でありますけども、日本学術会議の任命について、国会で何回となく質問を受けて、そこは丁寧にお答えをさせていただいています。学術会議法にのっとって、学術会議に求められる役割も踏まえて、任命権者として適切な判断を行ったものです。 また憲法第15条に基づいて、必ず推薦をされたとおりに任命しなければならないわけではないというようについては、これは内閣法制局の了解を得た政府としての一貫した考え方であります。そして、いずれにしろ会員の皆さんを任命しますと公務員になるわけであります。公務員と同様でありますので、その理由については、やはり人事に関することでお答えを差し控えさせていただく。ぜひこのことはご理解をいただきたいというふうに思います。 また一連の手続きは終わっておりますので、新たに任命を行う場合には、学術会議から推薦をいただくという必要があるというふうに思います。また私、梶田会長とお会いして、今後は学術会議として国民から理解をされる存在としてより良いものをつくっていきたい、こういうことで合意しました。 そして今後、どのように行っていくかについては井上担当大臣の下で、梶田会長をはじめ学術会議の皆さんとコミュニケーションを取って議論をしているところであります。その方向性というのは、その議論の中で出てくるだろうと思います。 また「桜を見る会」の中で参議院予算委員会において私の答弁がありました。私は国会で答弁したことについて責任を持つことは当然である、そういう意味合いで私自身申し上げたことであります。また、安倍前総理の関係団体の行事に関する私のこれまでの答弁については、安倍前総理が国会で答弁されたこと、あるいは必要があれば私自身が安倍前総理に確認をしながら答弁を行ってきた、そういうことであります。 司会:それではこれから幹事社以外の方からご質問いただきます。質問を希望される方、意思表示は声でなく、挙手でお願いいたします。私が指名いたしますので、近くのマイクにお進みいただいて、所属とお名前を明らかにした上でご質問をお願いします。希望される方、多いと思います。できるだけ、といいますか必ずお一方1問でお願いをしたいと思います。それではご希望の方、挙手をお願いいたします。それでは、時事の【オオツカ 00:25:59】さん。