菅首相が会見 臨時国会が事実上閉幕へ(全文2)環境投資に2兆円基金創設
防衛費を増額する考えは
産経新聞:産経新聞の杉本と申します。よろしくお願いいたします。安全保障の政策についてお伺いいたします。臨時国会が終わりますと、令和3年度予選編成に向けて動きが本格化すると思うんですけれども、政府はこれまで防衛費は8年連続で増額をしております。一方で新型コロナウイルスの対策等で、財政状況は非常に厳しい状況にありますけれども、総理は現在の安全保障環境は、厳しさを増しているという認識を示されております。総理として今度の予算で、また増額をするというお考えはございますでしょうか。 関連しまして、安倍内閣では敵基地攻撃能力を含むミサイル阻止について年内までにあるべき方策を示すという談話を出しております。この年内の結論というのがもう厳しいんじゃないかという観測もありますけれども、敵基地攻撃能力を持つのか持たないのか、この結論をいつまでに出したいというふうに総理としてはお考えになっていますでしょうか。よろしくお願いします。 菅:まず来年度の防衛費でありますけども、中期防を踏まえて現在、政府内において今検討中でありますけれども、厳しさを増す安全保障環境の下で、国民の命と平和な暮らしを守る、そのために必要な防衛力の整備、これは着実に推進をしていきたい、このように思います。 そして抑止力強化の在り方であります。これについては国家安全保障会議での議論を踏まえて引き続き検討して、調整をしていきたいというふうに思います。現時点において、その検討について、予断をもって答弁させていただくことは控えさせていただきたい。このように思います。 司会:それでは次のご質問にいきたいと思います。外国プレスの方からもご質問いただきたいと思いますので、ロイターさんお願いします。
第3次補正予算の規模感は
ロイター:ロイター通信の竹中です。来週の経済対策の規模と、その裏付けとなる第3次の補正の規模感についてなんですが、この時点での総理のお考えをお伺いできますでしょうか。 菅:冒頭申し上げましたように、新型コロナ対策としての医療機関などの支援、雇用調整金や企業の資金繰りなどの支援、さらに雇用と事業の支援、地方向け交付金1.5兆円、グリーン投資の基金2兆円、デジタルで1兆円を予定しております。そして、当面何が起きるか分からない状況でありますので、予備費、これもしっかり確保したいと思ってます。 こうした措置によって、当面のコロナ対策に万全を尽くし、国民生活の安全・安心をしっかり守っていきたい。このように思います。現在、総額も含めて政府内で検討していますので、来週には閣議決定をしたいというふうに思ってます。いずれにしろ今、最終段階でありますので、この場でお答えすることは控えたいと思います。 司会:それでは次の質問にいきたいと思いますが。それでは日経の【スギタ 00:35:04】さん。 【書き起こし】菅首相が会見 臨時国会が事実上閉幕へ 全文3に続く