生理周期を把握する義母、“肩もみ”をしてくる義父…妻たちを悩ませる「義父母からのセクハラ」の生々しい実態
“跡継ぎ産め産めモンスター”の驚くべき行動
「“跡継ぎ産め産めモンスター”の義母。気が休まるときがありませんでした」 ため息をついたのは美帆さん(35歳、仮名)。嫁いだ先は、古くから続く日本酒の蔵元です。地元で有名なその家の長男との結婚だったので、当然、義父母と同居。そして、“跡継ぎプレッシャー”があることは覚悟の上だったといいます。 「予想はしていましたが、義母からのプレッシャーは想像以上でした。もともと、結婚が遅かったことに加え、結婚後2年間子どもができず、やっとできた1人目を流産してしまったことで、義母のイライラが加速してくるのが毎日痛いほど分かりました。昨年、夫の妹夫婦に男の子が生まれると、『あなたたちに子どもができないなら、その子を養子にしなさい』とまで言われました」 跡継ぎモンスターと化した義母のさらに驚くべき行動が、美帆さんの生理周期に合わせて、夫婦の営みのタイミングまで指示するというもの。 「私は生理用ナプキンを紙に包んで、自分の部屋のゴミ箱に捨てていたのですが、義母はゴミ箱をチェックして、そこから、私の生理がいつからいつまでかを把握していたんです。あるとき、いきなり、『生理が終わって明日で1週間でしょ。明日から毎晩、2人で必ず子づくりに励みなさい』って言われて本当にびっくりしました。『どうして私の生理まで把握を?』と思わず聞いたら、『ゴミ箱を見れば分かります』と当たり前のように答えてきたのでゾッとしました。女性としても人としても最低!」 その後、美帆さんは妊娠。もうすぐ、待望の第1子が生まれるそうです。しかし、無事に赤ちゃんが生まれてくるまではまだまだ、義母のプレッシャーが続きそうとのこと。「早めに里帰りして、義母のいないところで安心して出産する予定です」と対策を立てているそうです。 義父母からのハラスメントは夫との関係もあり、なかなか口に出せないこともあると思います。しかし、迷惑なこと、やめてほしいことは夫の協力も得ながら、遠慮し過ぎず、しっかり伝えていくことが必要でしょう。
「恋人・夫婦仲相談所」所長 三松真由美