医療従事者の4回目接種「2か月遅れた」小池都知事会見7月22日(本文1)
保育所、幼稚園、小学校などで濃厚接触者を特定しない
そしてまた無症状の濃厚接触者の方には都から、1日で、全体で5万回分の検査キットを、ご自宅にお届けをすでにしております。これはウェブからの申し込みになっておりますので、ご利用いただければと思います。また、大丈夫かなと、感染に不安を感じる方には、無料の検査会場が約1200カ所ございます。こちらのほうも活用していただきたいと存じます。 なお、社会経済活動との両立を図るという観点から、濃厚接触者の待機期間については国で短縮する方向で検討を進めていると聞いておりますので、都においてはクラスターなどの場合を除いて、今後、保育所、幼稚園、小学校などにおける濃厚接触者の特定は行わないということといたします。国から正式な通知がすでにありまして、保健所、そして医療機関にも速やかな通知を行ってまいるということであります。ワクチン接種や基本的な感染防止対策を徹底してください。そして暑い夏で何かと不便なことも、HTTなどのお願いもしておりますので、そういうさまざまな制約があるかもしれませんけれども、ぜひともすてきな夏を過ごしていくように、皆さんのご協力をよろしくお願い申し上げます。 そして、続いてその電力に関係するところでありますけれども。今日は、電力の逼迫時の対応について毎週お伝えしておりますけれど、蓄電の関係でお伝えしたいと思います。先週から変わって蒸し暑さが戻ってきたところであります。学校も夏休みに入って、その分おうちにいる方、人数が増えるということもありますので、家庭での電気の使用量が増えてくるという時期になります。小まめな換気、そしてエアコンは適切に使うなど、コロナ対策や熱中症にも気を付けながら、節電、省エネに取り組んでいただきたいと思います。
蓄電池は電力ひっ迫時に放電モードに
蓄電池に関して今日お伝えいたしますけれども、電力が逼迫したときの使い方についてお伝えいたします。蓄電池というのは災害時の備えであったり、そしてまた太陽光発電の有効活用として蓄電池を導入するご家庭も増えております。多くの方は蓄電池の充電と放電の切り替えというのを自動で運用、もうセットしてある、それによって蓄電池が作動するということが多いんですけれども、電力が、逼迫が見込まれるときには、その時間帯に合わせて放電モードに切り替えてほしいと。インとアウトになるわけですけれども、アウトのほうに、ですから放電するモードに切り替えていただきたいと。いざというときのため、この操作ですね。操作に慣れるように、今のうちに蓄電池の設定、操作方法、確認をしておいていただきたいと思います。 それから3人世帯の戸建て住宅で、例えば8キロワットアワーの蓄電池がございますと、ためた電力だけでだいたい半日は普段どおりに生活ができるという仕組みであります。都では、以前お伝えいたしましたとおり蓄電池の導入費用の半額を補助する制度がございます。そして先月から早速、申請受け付けを開始しておりますけれども、前回同じようにこの補助制度の開始をしたときと、その時点、その前のときと比べると、だいたい倍のペースで申請をいただいているということであります。ぜひこの機会に導入をご検討ください。環境局の担当となっております。 そして今日の3点目ですけれど、SDGsに関してのイベントの開催のお知らせになります。こちらは「未来の東京」戦略を東京はまとめておりますけれども、その中の柱でもありますSDGsを推進しまして、持続可能な都市・東京を実現することを目標に掲げております。このたびSDGsへの理解を深めて取り組みを始めるきっかけとする、そのために「【わかる!今日からできる!】夏のSDGsの集い」というタイトルなんですが、8月の20日の土曜日に東京国際フォーラムで開催をいたします。 このイベントは小中学生を主な対象としておりまして、親子でSDGsを分かりやすく楽しく学べるというものとなっております。芸人の方の笑いを交えたSDGsの解説があったり、専門家が分かりやすく語るパネルディスカッションなど、SDGsになじみのない人でも興味を引く内容となっています。会場では、皆さんにご家庭で余っている食品を持ち寄ってもらうという、そのような趣向も凝らしておりまして、これらは児童福祉施設などに寄付をするフードドライブという形、そういう名称になっておりますけれども、ぜひ冷蔵庫などを開けてみて、これを寄付したいという、そういったものもお持ちいただくということをよろしくお願いします。